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アメリカの医療保険  | アメリカ移住
アメリカの医療はダントツで先端医療をリードしています。
臓器移植、ゲノム解明を例にとってもその突出振りははかり知る事ができるでしょう。

以前はドイツ語が医学会共通の言語だったけれど、今では英語でカルテは記載されます。

しかし、世界保健機構(WHO)の評価では先進国中最低レベルの医療の質、と酷評されています。

それはアメリカの医療保険制度の悪さにあります。

まず、何故世界一裕福な国アメリカが国家レベルでの医療保険を確立できないでいるのでしょうか?

それは根本的な国家の理念がその事を妨げるからに他なりません。

「自分の健康は自分のちから、あるいは財力で守るものだ」

という哲学に支えられて、弱者を税金で救おうと言う考え方は競争社会、自由社会の米国ではなかなか通らないのです。

もちろん公的医療保険もあります。

さりなが渡米してすぐカリフォルニア州から貰った医療保険は、低所得の家庭の子供が無料で診断を受ける事ができる医療保険。

メディカル・プログラム

高齢者保護のための公的医療保険

メディケア

一定の収入に満たない貧困層が対象の

メディケイド

その他の国民には公的医療保険が適応されません。

しかもメディケアにしても病院や他の医療機関での入院期間の投薬、血友病患者の血液製剤、経口の抗がん剤、移植患者の免疫抑制剤、透析を受けている患者のエリスロポエチン 以外の薬の投薬に限り保障されていて、これは無数にある薬剤の極一部にすぎません。

したがって公的医療保険に当てはまらない国民は皆民間の医療保険に加盟する必要性が出てきます。

伝統的な民間医療保険の仕組みは、保険加入者が医療費をいったん支払い、その後保険会社に請求し払い戻しを受ける「インデムニィティ」という制度がありました。

医師・病院側が不当な医療費を患者(=保険会社)に対して請求する行為が多かった為、近年、保険会社が医者や病院を取り込んで診療費をあらかじめ設定しておき、診療の必要性や妥当性をチェックする「マネージド・ケア - 」と呼ばれるシステムが発達しました。


その代表的な保険が 

HMO (Health Maintenance Organizations)

HMOに加入している内科の中から主治医を決めて全てその病院の紹介で専門医へ見てもらうシステム。

初診時に$5-20払えば後の費用は保険会社が負担してくれるシステム。医療費をもっとも安くできる方法だが毎月の保険料は比較的高い。

PPO (Preferred Provider Organization)

PPOに加入している専門医なたどの医師の治療も受けられる。

医療費の8割を保険会社が、2割を自分で負担するシステム (co-payment) をとる。毎月の保険料は比較的安い。

と、料金システムはどちらも一長一短あるのですが・・・・

いざ病気をしてからの医療費の安さから中流家庭の見方HMO、裕福層のPPOなどというイメージがついています。

しかし、実際はどうなのでしょう?


HMOは医療費の抑制という目的を持ったシステムとしては成功している医療保険の形態ですが、一方で患者がコスト・コントロールの犠牲になっているという非難も浴びています。どんな検査や専門医の治療を受けようとしても、まず主治医を通さなければならないこと。また、事前に保険会社の了承を受けなければならないことは(場合によっては)患者のデメリットになるからです。

そんな理由でPPOを推薦する記事を目にする事は多い事も確かです。


PPOのはドクターのネットワークなので自分の病気に応じた専門医に直接行って診断を受ける事ができる。

しかし、HMOの方は内科を主治医に決めておいて、絶えずそこを窓口に専門医にかかる必要性を主治医が認めた時のみ推薦状を書いてくれる。
もしその専門医がグループ提携医で無いところで、推薦状がある場合と無い場合では負担額に大きな差が出てしまう。

さて、ではHMOの主治医には絶大な責任と患者からの信頼が寄せられる事になるのですが・・・・・

いくら大変な難病を治しても、軽い手当てぐらいの処置でも結局毎月の会費が一定額で決まっていて、病院に入ってくる収入もあまり変化が無い。そこで働くお医者さんの収入も同様なんです。

そこで、できるだけ難病の患者さんは受けたくないという本音がちらつき始める。そうなると、難病は推薦状を書いてよその病院へ送られるから結局個人負担の部分が大きくなって、PPOと比較しても変わらないということもしばしば。

しかも、HMOはやはりPPOに比較すると会員数がかなり多いのと一回の診察料がかなり安いうえに窓口が主治医一つ。

その為、診療待ちが多くなるので、予約待ちが殺到する。

したがって、完治する前に病院を出されるなんてこともしばしば。

いっぱいならよそのドクターを選択できるPPOは比較的混雑を回避できる。

そうは言っても、定期的に透析を受けなければならなかったり、毎日薬を飲んでいる方等はHMOの方がやはり得なので、健康状態に不安があればHMOを選択しておいたほうが絶対にお得っていうのも事実。


どちらにしてもこの民間の保険の考え方ではやっぱり、お金を払った分だけの保障しかしてくれない。 パッケージが色々で、今回娘の診断の為に書いたアンケートに、『貴方の保険でカヴァーされている範囲は?』っていう質問があったのは本当に印象的でした。


健康もお金で買う国なのかな?

実際全米で4千万人もの人々が保険金を支払えずどの保険にも所属できていないのです。英国に住む人々は全て無料で一般的な医療を受けられると言うNHSに比較すると本当にお粗末な内容です。

この問題が改善を見る日が果たして訪れるのでしょうか?
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テーマ=アメリカ生活 - ジャンル=海外情報

【2006/03/29 17:09】   トラックバック(0) | コメント(4) | Top↑






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コメント
Fujikoさんこんにちは、実際にそんな経験談を耳にすると本当にこの先病気になるのが怖いですね。社交クラブっていうのもちょっと考え物ですね。日本にもネルトンパーティーや異業種交流会なんてのが良く開催されていましたが、その後どうなのでしょうか?そこでであった人たちは? ドキュメンタリーで追ってみたいですね。
【2006/04/03 13:24】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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Tedukaさん 医療の発達は人を病から救うことを目的に発展して来たはずなのに、助ける人を選ぶような現状に何も感じないなんて?です。サンフランシスコで全市民に向けて公的医療保険を作る動きが現市長を中心にありますし、ニューヨークでも医療保険を持っていない市民に向けての公的医療保険が既に可決されています。アメリカ全土の動きになって言って欲しいものです。
【2006/04/03 13:18】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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調子が悪いからと医者に予約を入れると、1ヶ月後のアポしかとれないと言われ、仕方なくエマージェンシールームへそのまま行くと、長い時間待たされた挙げ句に膨大な医療費を請求される。日本にいた時は、ファミリードクターに簡単に診てもらえたのに、この国は一体!?と思ったのが、最初のアメリカ医療の印象でした。保険もややこしいし、先進国のアメリカなのにどうして?と思います。カナダの保険制度も良いと耳にした事がありますし、他の国々がもっと良い保険制度、医療制度を整えているのにそれを取り入れない姿勢が、不思議に思えます。が、そうなのですよね。金儲けの為に全てが動いている国なのでしょう。

健康をお金で買うとありますが、私はこちらの大学で、ソロリティーやフラタニティーなどの社交クラブにお金を払って入会し、一挙に友達を作るという一部の風習も、まるで友達をお金で買う様に思えて、アメリカらしいなぁという印象を留学したての頃に持ちました。もちろんこれは極端な考え方であり、私の単なる個人的な印象にしか過ぎませんが。(社交クラブでも立派なものはありますし、入会の理由ももちろん個人で様々だと思います。)
【2006/04/02 19:11】 URL | Fujiko [ 編集] | page top↑

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「自分の健康は自分で守る」何ともシビアで厳しい現実ですね。
社会的な弱者がどんどん追い詰められていってしまう現実は、決して健康的な社会のありかではないように思えます。
【2006/04/02 09:47】 URL | Teduka [ 編集] | page top↑

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