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Hector  | 本物
photo-3.jpg

今回の店舗購入が決定したのが2月の4日。
受け渡しが完全に完了したのは翌週の2月11日。それから見積もりを何件かに出してもらって、ヘクターがこの仕事を引き受けたのが、2月の11日。 その週の金曜日15日から工事は開始された。
完成予定日だった25日の夜、僕はLAから帰ってきたその足でお店に立ち寄った。

我がまま言い放題の電気工事屋の仕事の遅れや、もう一つ抱えていた仕事とのやりくりで、なかなか思うように作業ははかどらず、どうみてもOPENまでに間に合いそうにない状況だった。

その日、僕は電気工事屋のご機嫌を取る為に、夜中の11時まで彼の仕事を手伝った。

本当は山ほどやらなければならない事があるのだが、こいつの働きが今回の工事のキーポイントになっていたからだ。

僕が彼の助手を勤めると、電気工事屋はいい気分になって、自慢話に花を咲かせ、作業スピードが上がって来た。

彼は仕事を終えると、自分が出した瓦礫やゴミをそのまま残して、さっさと帰って行ってしまった。

ヘクター達はその後も作業を続け1時まで働いた。

『絶対オープンまでには間に合わせるからな。』

その次の夜もヘクター達は働いた。僕もチラシの準備や、ビジネスカードの準備と、その他もろもろの内容を終えて、また現場へやってきた。 彼らはまた連日深夜まで働いた。
他の仕事場で働いて夕方まで働いて、ここへやって来て深夜まで、時には朝早くやって来て、その足で別の現場へ行って、ここへまた帰って来る。 そんな繰り返し。

僕もこの週は合間を縫って食事を運んで来たり、会話をしたり、ゴミの片付けを手伝ったりしながら、コミュニケーションを出来るだけ取るように心がけた。

作業は結局前日の夜になってもまだ終わらなかった。翌朝彼は何時に来ていたんだろう?

あさ早くにお店に来てみると、彼らが作業をしていた。

僕はオープン日に一時間早く予約を入れていたので、彼らは慌てて作業を済ませて出て行った。

そしてオープン日作業開始からわずか8日間、突貫工事の末にお店は完成した。

考えてみれば無理なお願いをしたものだ。 しかも予算が無い僕たちに、安い工賃でこの仕事を引き受けてくれて、それなのに彼は一度だって笑顔を絶やさなかった。

別れ際、ヘクターは

『お客さんの笑顔。それが俺には一番大事なんだ! それが見たくて、いつも一生懸命頑張るんだ。』

そう言って別れを告げた。

僕は何度も何度も、『ありがとう』を繰り返した。

最後の日、ヘクターは電気工事屋が残して行った瓦礫を自分の車に積んで帰って行った。

お店を訪れるお客様が、口々に、このペイントは誰がやったんだい?

角の角まで、きちっとかぶり無く塗れてるじゃない? いい仕事だね。

ってそう言ってもらえる度に、ヘクターが最後に僕に敬礼をして笑顔で『さよなら』って行った笑顔を思い出す。


僕は自分の仕事に誇りを持っている奴が大好きだ。 

ヘクターも又、その一人だった。。。。。
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テーマ=プロのお仕事 - ジャンル=就職・お仕事

【2013/03/04 16:49】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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