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シングルマザー奮闘の記憶  | 本物
私はね、高校生の時に彼氏と家出したの。


近所の人に怪しまれない様に、履けるだけの下着を履いて、着れるだけの服を重ね着して彼の車に乗りこんだ。

彼との間に二人の子供が出来たけど、若すぎた愛は長続きしなかったわ。 それで、私の手元に残された二人の乳飲み子を抱えて途方に暮れたの。


どうやってこの子達を育てよう?



仕事をしなくちゃ。

私には学歴が必要だった。 ましてや中卒の女の子に子供二人を育てるに十分な給料をくれる仕事なんて見つけられるわけ無いから。


大学へ行かなくちゃ!


ってそう思ったの。


「でも高校中退だったんですよね。」


そうよ、私そんな事なんて全く考えもしなくて大学へ電話したから、「高卒の資格がなければ、我が大学への入学は許可出来ません。」

私はそれを聞いた瞬間、受話器の前で泣き崩れてしまって。

離婚して、二人の乳飲み子を抱えて、途方にくれています。大学へ行って、仕事を見つけなければこの子達を養っていけないんです。無理を承知でお願いしてます。どうか入学を許可していただけないでしょうか?

長い、電話でのやりとりの末、校長先生へ取次が許可されて、それで条件付きで入学が許可されたの。


その条件というのは、成績をB以下に落としたら即退学という厳しいものだったの。



昼間は友達が働いている時に彼女の子供を面倒見ながら勉強して、夜は彼女が私の子供を見てくれている間に夜学へ通ったわ。 学費も稼がなけりゃいけなかったから、一度に10人ぐらいの子供を預かってベビシッタービジネスを始めていた。


大変な日々だったけど、成績は常にストレートAをキープして卒業したのよ。

大学をやっとの思いで卒業しても、履歴書の名前で女だとわかればその時点でアウト。

当時は女性が外で働く事は恥ずかしい事だったの。

それでも仕事を見つけなきゃいけないから名前を男性名に偽って履歴書を提出したの。

面接官に会えば何とかなると思っていた。

幸いにも採用が決定しても、女というだけで職場でも差別されてね、よく無理難題を押し付けられたわ。


「でもどうやって校長を経て、教育委員会にまで登りつめたんですか?」


私に架せられた無理難題は、実は見方を変えると大きなチャンスだった。


死にもの狂いで働いて私の能力を証明する事ができたから、次第に評価は後からついてきたわ。


娘が子供を抱えて働くというのは大変だっていうけれど、私の時代のように女性が働くという事が認められない時代では無いから。その時のプレッシャーは比べ物にならないと思うのよ。 絶えず試されていて、クリアーできなければサヨウナラってね。

クリスマスにLAに暮らす娘のところへ行くけれど、孫の顔を見られるのがたのしみだわ。

あの肌の色、笑方、表情どこか私に似てるから。

私から繋がっている子供だって幸せな気分になってしまう。
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テーマ=生き方 - ジャンル=ライフ

【2011/12/24 02:54】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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