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BOEING社のジレンマ  | アメリカ移住
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『こんにちは、最近お仕事のほうはどうですか?』 

基本的には大学はサマーバケーションだから、私もゆっくりはしているけれど、他のプロジェクトが忙しくなりつつありますね。

『どんなプロジェクトですか?』


航空力学のエンジニア不足をどうすれば解消する為のプロジェクト。 


ボーイング社もこれから5年の間にかなりの人数の退職者が出る事を見込んでいる。

でも、その入れ替えに必要な人材がいない。 というのが、今切実な問題なんだ。


『それって、レイオフに関する事ですか? それでしたら、計画的に育成しながら進めるしかないんじゃないでしょうか?』

世の中にはそのようなケースがほとんどだけど、航空エンジニア不足の問題はね、もっと根の深い事なんだ。

だから、大学機関で働く私の所までSOSが発信されて来るんです。


『どういう事なんでしょう?』


一番の問題はね、大学に航空力学専門の研究者が不足していて、生徒にエンジニアリングの基礎を教える人材がいないという事なんだ。


だって、大学は慢性の資金不足でしょ? 研究者として大学に残るより企業へ就職したほうが賃金がいいんです。 そうなると、基礎を教える人がいなくなり、すでに物作りを始める機関に行く人が増える。


だから、航空産業の企業は大学側にかなり不満を抱いている。

『どうしたらいんでしょう? 何か方法はありますか?』


企業側からの援助をもらって、大学に研究機関を発足するしか無いと私は思っている。

大学だけじゃなくって、もうハイスクールの時からそう言った基礎の勉強は始めないと間に合わないから。

エンジニアリングの基礎力を高める意図を持った高校をどんどん、企業援助の下で立ち上げるべきなんだ。


『まるでHigh Tech ハイスクールみたいですね。』


そうだね、あれはエレクトロニクス、コンピューター関連企業が始めたエンジニア要請学校って言えるだろう。

ああいうのが、航空機産業にも必要になってきているってことなんだ。


実際現存する学校がある事はあるけれど、ぜんぜん数が足りていない。


以前は大型旅客機の分野では100%のシェアを誇っていたボーイングが、ヨーロッパのエアバスの出現で、今やシェア50%まで落ちてしまった。

ありとあらゆるものが国産で無くなって行く現実に、私たちは危機感をもっと持たなければならないと思う。


これは個人や、企業だけの問題じゃなくってね、国家の命運がかかっているプロジェクトなんだ。
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テーマ=アメリカ生活 - ジャンル=海外情報

【2011/08/06 01:34】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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