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行く年来る年  | アメリカ移住
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大晦日を ”NEW YEARS EVE” なんぞと呼び始めてから、はや5年の月日が流れました。

この ”ニューイヤーズイヴ” と言ってる時に、両手の人差し指と中指をウサギの耳のように立ててクイックイッと2回曲げる癖が染み付いて来たのをみると、自分でもとってもへんてこりんな日本人と化しているのを感じ取っている。


家探しも良い所までいって破談になり、さしてあまり成果の無かった年だが、いよいよアメリカのコミュニティーへの深みへはまり込んで行っている、そんな感覚を持ち始めているのも事実だ。


南カリフォルニアのアメリカ人は基本的にとてもフレンドリーだ。

最初は誰とでも仲良くなれるそんな気持ちになる。


でもその実、心の入り口にささくれ立つ刺を持っていて、自分の身を守るのに忙しない。

だから、妬み、怒り、チクリ、なんて事は日常茶飯事に起こる。

日本からやって来て、武士道の精神に則って ”それをフェアープレーとしない” と言っているうちはいちいち頭に来てばかりでなんの解決にもならないだろう。

だって、ナポレオン三世が孫子の兵法を手にしてからというもの、ヨーロパ人は ”我が民の流血を少なくして勝利を収める” そんな事をいつも考えているのだから、他人に少々冷たいのは当たり前なのだ。

ただ、いざ一旦自分に危害を及ぼさない仲間だ。 と、わかるととてつもなくおおらかになる。

もしくは、けんけんした中にもおおらかさを時々感じる。

まるで脈々と泉を溢れ出させる湖のように。

それはそれは深く、澄んでいて美しい。


そんな所が、The Great Gatsby を読んで納得したところとオーバーラップする。


僕も、少なからずとも少しずつそんな人間を身の回りに発見しつつ有る。

日本人、アメリカ人に関わらず。 ”良い人は良い”と、本気で思い始めているのかも知れない。


だいたい、自分がまるっきり完璧でないのに、他人にそれを求められる訳でもなく。

そう思えば、その人をその人のまま受け入れる、つまり不完全さを丸出しにして生きているアメリカの風潮の方が、僕にはとてもしっくり来るのかもしれない。


不況

貯金より投資。 というアメリカ人にとって、不況の気分というのは日本に比べ物にならない反動をもたらし、買い控えとデフレはいっそう厳しい様相を見せる。

が、一方ではクレジットカード信用だけで保証人をおかず大きな買い物ができてしまうアメリカでは、また、不況の最中クレジットカードで生きながらえる事ができるので、仕事や家を失っても自殺者の話は本当に聞かない。

 今、The Great of Wrath(怒りの葡萄)というアメリカの古典文学にチャレンジしているのですが、アメリカがどのような人々によって、どのような生活を国民に与えようと走って来たのかがよく解る作品です。

貧しい者も飢える事無く、着る服もある。

そういった部分で言えば、その民主主義改革は成功を収め、しっかりと根付いたのだと思う。


サボテンの向こう側には美しく泰平な湖


国際社会においてのアメリカはこの考え方でしばしば問題を起こす。

そして地球が揺さぶられると、その境にいてサボテンの近くに立っている人にはチクリと痛い。

でも、怒りの葡萄の時代を思えば、やはり良い世の中になったのだ。


色々やりたいこともあるので、景気が早く回復して欲しいと願う今日この頃ですが。

日の本より8000キロ離れた異国の地で、今年も妻と子供を守りきれた事に感謝、感謝。


先日大学のプロフェッサーと、アメリカンクラッシックノベルの話で盛り上がりまくったら。

ふらっとお店に現れて、ヘミング・ウエイの小説をプレゼントしてくれた。


”Sun Also Rises Again"

日はまた昇る


Happy New Year!
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テーマ=アメリカ生活 - ジャンル=海外情報

【2010/12/31 22:30】   トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑






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コメント
ロベルトねんきうセブンさんありがおうございます。

韓国は今飛躍的に経済成長しているし。
韓流ブームで韓国に敬意を払う日本人が増えてるから、きっとこの先は
奥様にとっても心地よい日本になる事でしょう。


今年もよろしくお願いします。
【2011/01/06 00:48】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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coolcuts様


明けましておめでとうございます。
異国の空の下で、人生を送られることが簡単なことではないことを、妻を通していつも感じています。
そんな中で、いつも家族を愛し、仕事を愛し、故郷を愛し、アメリカを愛そうとするcoolcutsさんに幸多き1年でありますように!
【2011/01/01 07:52】 URL | ロベルトねんきうセブン [ 編集] | page top↑

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