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『おとうと』 Asian Film Festival  | シネマ



仕事仲間と一緒にアジアンフェスティバルの出品作品『おとうと』を見に行った。

英語の題名は『About her brother』

あの『男はつらいよ』『幸せの黄色いハンカチ』『かあべえ』の山田洋次監督が市川崑監督の弟をモデルに描き上げた10年ぶりの現代劇。


家族という厄介な、でも切っても切れない絆の物語


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映画をみた後、僕は偉そうに、『大阪と東京の違いを解っていないと、鉄郎とその家族の間柄を理解しにくいかもしれない』ね、って仕事仲間に言った。

その一方で、『なあ、僕はなんだかだんだんアメリカナイズされてきているような気がするんだ。 だって、最後の鉄郎が死んだシーンで小春と吟子が鉄郎に飛びついて泣かないのがとっても違和感があったから。』

感情の表現がフラットよね

『それが日本民族の特徴で、だからこそ、その心の奥で起きている心の変化を、ちょっとした仕草や言葉で読み取るっていう感性がオーディエンス側に備わってるんだ。でも、もの足らなかったんだよね~、あの時の感情表現が』

そんな話をして別れた後、電話が掛かって来た。


あのVサイン。あれは、小春が最後に鉄おじさんに名前を付けてくれた事を感謝してくれたから、一生涯にたった一つ行った善行を認められた事に対する勝利の気持ちを表現したんじゃない? 


『ああ、そうだったんだ。僕は ”イェイ!” ぐらいしか思っていなかったよ。(笑)』

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日本人が人の心を読み取る事が得意で、アメリカジンにはそれが無いと思っている貴方。

彼らもなかなか強者でっせ! ちゃんとそういう力が備わっておりますわ!

読み取ろうとしている時には、できますねん。

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↓ ここから下は映画を観てない方は読まないで下さい。
『なあ吟子、君たちがいくら反対しても、生まれて来る娘の名前をてっちゃんにつけてもらおうと思っているんだ。彼を見てるとね、出来のいい君とお兄さんに踏みつけられて生きて来た。そんな気がしてならないんだ。一度ぐらい彼に花を持たせてあげよう。』

家族の中でろくでなしと呼ばれた男。 鉄郎。

彼に取って一生の内で一番の大役だった。


『小春、わいのめいや! わいが名前付けたったんや!』


この世間の何処にもフィットせず、天涯孤独と思っているこの男を、姉は深い深い愛情で見守っていた。


一方、姪の小春もまた、自分の居場所を求めていた。一度は結婚して街を出たものの、

バツイチ出戻り 

父の死後二度と再婚をしなかった母に育てられ、自分に2度目のチャンスを与える事に躊躇する。


最初の結婚式を悪酔いして台無しにした鉄郎を嫌い、『本当はこんな名前古くさくってきらいなの!』

『名付け親に向かってなにを言うんや!』


彼の一生でたった一つ完結した仕事が否定された。


130万円の借金を肩代わりさせられ縁を切った鉄郎を、密かに探していた吟子。

探し当てた時には末期がんで死に間際だった。

やがて桜の花が咲き、花を散らす春雨が降った夜。


鉄郎は待っていた。


自分の最後の大役が証明される瞬間を。


小春が現れ、『おじさん、小春よ! おじさんが名前を付けてくれた姪っ子の小春よ!』

その瞬間、最後の力を振り絞ってVサインを出した鉄郎は、やがて生き果てた。

小春もまた、新たなる人生の旅立ちの決意をした。
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テーマ=邦画 - ジャンル=映画

【2010/10/28 00:30】   トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑






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コメント
僕も大河ドラマはまってます。今は龍馬伝だけど、やっぱり天地人が最高でした。

Nobukoさん、僕はアメリカ人の感覚になっていくんですかね?
【2010/11/02 17:25】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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御訪問有難うございました。
映画を見ていない人は読まないで、、、の部分も読んでしまいました。なくなった方に取りすがって泣かない、何年ぶりかにあった家族と抱き合って泣けない、恋愛感情を表現するのが下手などなど日本人は自分の動作を身振りで表しませんし、それで損をしている事が多々あります。しかし、相手を思いやる気持ち、子を思いやる母の気持ちなどは何気に交わす言葉や動作にこめられているというのが日本人の美徳だと思います。それも失われつつあるんでしょうね。最近私は大河ドラマに出てくる女性たちを見て昔の女性は偉いなんて思っているのでこんなコメントになりました。
【2010/10/29 01:01】 URL | Nobuko [ 編集] | page top↑

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