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獄中からの訴え (国際結婚親権の行方)  | 世界から見た日本
一昨日に引き続きわが子誘拐問題で投獄されているアメリカ人男性の話題です。

木曜日獄中から彼自身からのコメントがありました。

Christopher Savoie, 38, is imprisoned in Japan for kidnapping his children while they were walking to school with their mother Norika Savoie. But Christopher Savoie contends that his ex-wife Norika is the real kidnapper. Back in August, she snatched the children from America and fled to Japan even though Christopher had been granted full custody by an American court.

自分がアメリカの裁判所の決定で親権を100%獲得している。それなのに元妻が日本へ連れ去った。彼女の方が誘拐犯だ!

今朝のニュースでは彼の言い分を弁護するかのように、同じように元彼女にわが子を日本へ連れ去られ、子供の返還を求め続けているアメリカ人男性が

『日本は世界でただ一国、わが子を取り戻せない国なんだ!』

と朝のニュースで叫んでおられました。 


そう、彼が叫ぶのも無理はない。 と、アメリカサイドからの見方ではメディア全体がこの件については連日騒ぎ立てています。

まるで国際親権摩擦とでも言えるような様相でございます。


アメリカのメディアがこれまでこの問題をはやし立てるには訳があります。

ここ近年、両国間での国際恋愛や国際結婚の件数の増加し、日本人女性と外国人男性との離婚件数も1998年10,000件から、2008年には、ほぼ倍近い19,000件にまで増加しました。
それに伴い、今回と同じような事例が後を絶たないと言います。

つまり、日本女性が親権のあるアメリカ人男性から子供を引き離し、日本へ連れ帰るという内容のものです。 アメリカではこれは犯罪行為に当たります。


しかしながら今回の件でも伺えるよう日米間で親権にたいする考え方のずれがあるのです。


日本では離婚した夫婦のうち女性の方が親権を得るという事になんら疑問も持たないぐらい、自然の流れで母親に子供が引き渡されます。 そして、男性のほうには養育費だけを支払う義務が生じます。

アメリカでは、裁判の結果親権の割合が決定され、その割合に応じて双方で一緒に過ごす時間割当てや、養育費の内容も決定されます。 もちろん国外へ勝手に連れ出すなんてもっての他で、犯罪行為にあたります。

この両者のスタンスの違いから、日本では父親の方が犯罪者扱いされ、アメリカでは日本人元妻が犯罪者という扱いになっていると言うわけです。


近年、このような他国間での親権の扱いにおける、考え方の違いを統一化しようと。

1980年に提案された ハーグ国際私法会議 における、

国際的な子の奪取の民事面に関する条約に日本は今だ調印をしていないのです。

福岡米国領事館の門前までやってきたアメリカ人男性とその子供の為に、門を開けてかくまってやれなかった理由はここにあります。


これが冒頭でお話した、 『日本が世界でただ一国・・・・・・・』 と、言わせる要因になっています。


京都議定書に調印しなかったブッシュ大統領に違和感を感じるなら、この親権に関わる国際協定の調整の場に日本は参加するべきではないでしょうか?

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テーマ=国際結婚 - ジャンル=結婚・家庭生活

【2009/10/02 14:29】   トラックバック(0) | コメント(4) | Top↑






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コメント
Sachiさんコメントありがとうございます。僕も同じ日本人として、Sachiさんのコメントにも、キクさんのコメントにも本当に感情的には同じなんです。でも、もし日本で行われる裁判若しくは両国間に国際離婚法みたいなものがあって裁かれた場合、はなっからアメリカへ連れ帰って離婚の調停をする事なんて必要ないのでは? という出発点に立って考えようとしているんです。 日本で調停を行えば子供が一生父親に会えないかもしれないということなのでしょう?

でも、たぶん皆さんが言われるようにHagueに加盟したりなんかしたら向こうさんの思う壺なのかもしれません。僕がここで本当に訴えたいのは、日本という国が貝殻のように門戸を閉じてしまう事を必殺技に使うのでは無くて、強い外交の術を持って日本人の自由を勝ち取って欲しいという事なんです。斜体の文。アメリカに暮らしていると、日本はあんな小さな島国にも関わらず経済的に成功を納めた国だと、感じ取る事ができます。 それが北朝鮮とのやり取りもそうですが、『お金や物資をやるから人質を帰して欲しい?』 まあ、こうやって言うだけは簡単な事なんですけどね。自分のアメリカ生活で感じることもだぶったりしてなんだかちょっと寂しさを感じるんです。
【2009/10/05 01:19】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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>福岡米国領事館の門前までやってきたアメリカ人男性とその子供の為に、門を開けてかくまってやれなかった理由はここにあります。

これは違いますよ。領事館が門を開けなかったのはこの男が帰化した「日本人」だからです。Channel 5のサイトを見ると良くわかりますがこの夫、結婚生活が破綻しているにも関わらず、妻からの離婚請求に日本では応じず(親権が妻に移るのが分かっていたから、といわれています。)、結婚がworkするために、と妻子をTNに呼び寄せておいて、渡米した次の日に離婚をfileして、成立した次の日に今の妻と結婚してるんですよ。奥さんは日本にも帰れなくなって、2年限りのbc(夫がスポンサー)だから切れたらアメリカにもいられないかもしれない、、、わなにはめられたようなものですよね。

私はますますHagueなんかに加入するべきではないと思いました。
【2009/10/04 20:54】 URL | SACHI [ 編集] | page top↑

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アメリカでも子供が小さい場合には一般的には母親が親権を得る場合が多いです。 
但し、母親が麻薬中毒であったり、犯罪者で服役中であったり、“外国人”である場合は大抵親権を取れません。

私の知人は旦那がよそに愛人を作ってある日突然出て行き、一方的に離婚を申し出られたそうですが、外国人で生活能力が無い母親である知人は当然親権は取れず、1才に満たない子供も持ってゆかれました。

子供は日本国籍もあるのに、彼女が日本に帰って自分で育てると言う選択肢は無いんです。

「アメリカ人の親にアメリカで育てられるのが子供の幸せ」 これが絶対条件です。

上記の今回問題になっている夫婦は、男性が帰化して日本国籍を自分の意思で取得しています。 
二重国籍を保持を認めていないアメリカと日本の間で帰化と言う事は、彼はその時点で本来アメリカ政府に市民権を抹消してもらわなければならないのに、それをしないで違法でアメリカ国籍を持ち続けていたのですから、アメリカで行われた裁判自体、彼の偽証による裁判です。

>日本女性が親権のあるアメリカ人男性から子供を引き離し、日本へ連れ帰るという内容のものです。 アメリカではこれは犯罪行為に当たります。

日本人女性にはこれしか手段が無いんですよ。 大体、子供がアメリカ国籍しか持っていない場合子供を連れ出すのはとても難しいです。 
母親が離婚した後に子供を連れ出すことが出来るのは、子供が日本のパスポートを持っている場合です。

日本人の母親が日本人の子供をつれて自国に帰るのが犯罪と呼ばれるんです。

「国際的な子の奪取」と言うからには、誰の子であるかという大前提がもっと平等に審議されるようになるまでは、日本政府には徹底的に日本人の親を守って貰いたいです。


いえ、色々書きましたけど、別に離婚を考えているわけではありません(汗)
【2009/10/03 00:57】 URL | キク [ 編集] | page top↑

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【2009/10/02 22:40】 | [ 編集] | page top↑

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