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4回会社を倒産させた男の話 (NIKEとの専属契約)  | エージェントへの道
当時 NIKE がエアーソールの開発に当たっていた頃の話だ。

わが社はわが社で 【吉田グルメソース】 は大きな収益を上げ、事業を別分野まで拡張する段階に来ていた。

ミル貝を日本へ輸出する事業を始めた私達は、輸送の度にに起こるそのさんざんたる結果に、怒り狂った。

何度送っても、ミル貝が壊れないで日本にたどり着いたためしが無いんや!


頭に来た私は、(ええい! こうなったら自分で送ってやる!)

それで創ったのが今のOIAという輸送会社だ。

私が始めて道場を開いたビーバートンと言う街には、今では押しも押されぬスポーツトップメーカー NIKE の本社があった。 80年代当時はまだ小さな零細企業で、後にNIKEの飛躍的な急成長のきっかけとなるエアーソールの開発が急がれていた。

NIKEの社長の息子が道場に空手を習いに来ててな、ある日の事

『先生、貴方は清鮮食物輸送事業をされていますよね。』

ああ、

『ひとつ頼まれて欲しい事があるんですが。』

なんだ? それは。

『箱を3箱ばかりソウルへ運んで欲しいんです。』

なんや NIKE さんにはちゃんと運んでくれる運送会社がいるやろう?

『3日中に届けて欲しいって言ったら、どこもやってくれないんです。』

 そうか、どこもやりたがらないんか? 

(ニヤッ) よし! やったろう!



会社に顔を出して担当のスティーブに、おい3日以内にNIKEの荷物を3箱ばかしソウルへ届けてくれ。 と言った瞬間に。

『そんな安請け合いして、ぜったい保障できませんよ。 だからみんな断ったんですから。

間に合わなかったり、途中で盗まれるか賠償問題ですよ。そうなったらどうするんですか?』

なんて、血相を欠いて出来ない理由を挙げ連ねよったからな。

あんときは奴を殴ってやろうかと思った。 あ、そういやほんとうにちょっとだけやっちゃったかも?


しばらく考えて・・・・・・・


『よしゃっ! お前行って来い!』

『そんな反則ですよ。 手荷物で運ぶなんて。』

『なんや、反則もへったくれもあるかいな。 だいたいNIKEはどのようにして運べなんて一切注文出して無いんやからな。』


その日のうちにソウル行きのチケットを購入。 


スティーブが手荷物でその箱を持って行き、NIKEの製造工場へ持っていったら、下手な事がばれないうちに逃げ帰ってきたんや。


次の日、NIKE 本社のもんから電話がかかってきてな、

『吉田さん! 次の日ですよ、次の日。 いったいどうやったんですか?』 って聞くからな。

『そりゃ~企業秘密よ!』 って言ってやったのさ。



その後が大変や。 またNIKE からの仕事が入ってくるようになってな。

実は手荷物でした。 なんて言えないだろう。 期間を延ばすのにはちと知恵が要ったな。

企業の最重要機密のエアーソールが輸送途中倉庫で長時間寝かされていると、空気圧が上がってパンクしてしまう恐れがあるので10日以内に届けるというのが限界だったらしい事を後から知った。


それからというもの、ありとあらゆるNIKEの靴のパーツはわが社が一手に引き受けている。

あの、手荷物のエアーソールが大ヒットしたおかげでNIKE世界のNIKEへと成長し、OIAもまた、吉田グループを支える会社へと発展する事ができた。

リスクマネージメントって奴はな、失敗しない為にやるんじゃないんだ。

   成功するためにするんだよ!



バスを動かせ! 言う事やな


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9/22 Litehouse 主催の吉田潤喜氏(吉田ソースの創業者)講演会での公演内容より




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テーマ=働き方 - ジャンル=就職・お仕事

【2009/09/26 16:24】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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