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おくりびと  | シネマ


人は誰でも

           いつか

                  おくりびと

                          おくられびと



人は、ことさら 『死』 から目をそむけようとする。

命の最後に対する恐怖感から、何か陰湿なものを感じ

全てをネガティヴなイメージで捉える癖がある・・・・・・


チェロ奏者としてのキャリアに終わりを告げられた小林大吾

妻と一緒に田舎の実家へ帰り、新たな生活をスタートさせるが

旅行代理店だと思い面接を受けた会社が、

実は 『納棺の儀』 を取り扱う会社だった・・・・・・



彼は慣れない納棺師の仕事に携わりながら、多くの死を目撃する。


男に生まれて女になりたかった遺体

偏屈親父に虐げられた妻の遺体

たった一人でひっそりと死んでいった、一人暮らしの老婆

死ぬ間際まで儲かりもしない銭湯を切り盛りし続けた女性の死


彼らの生前の葛藤や、苦労、前向きな努力さえ

『死んだら全て終わりなのか?』 と、死体達は問いかけてくる。


そんな時、大吾は河川を登り力尽きる鮭の姿に

『どうせ死ぬなら、なんであんなにがんばるんだろう?』


と、疑問を投げかける。


やがて、死に行く者を見守る家族が故人を慈しむ気持ちを、静寂に満ちた所作でおくる義に

大吾は次第に引き込まれていくのでした・・・・・・・


その一方で、友人には 『もっとまともな仕事に就け』 と、言われ

妻は 『汚らわしい!』 と罵倒して実家へ帰ってしまいます。



良い! 良い!

この作品は本当に素晴らしい!



昔、医大のおぼっちゃまに 『この人散髪屋さん』 って粗雑に紹介された時の事や、

元カノに 『大学へ行く人だと思っていたのに美容師だなんて・・・・・・』って言われたりと


結構、思い当たる節がある。

一生の仕事と決め、前向きに取り組む仕事が社会的に認められない事実。


でもね、45分間のカットの所作の中で、それまで見下げた態度でいたお偉いさんがだんだん態度が変わって来て、『Thank you Sir.』 って言ってくれる事だって結構ある。 弁護士さんだってお医者様だってどんな大物政治家さんだってね。 

大切なのは、仕事に対する 『気概』


『死ぬ気になれなきゃ食うしかない。 食うならうまいほうがいい。』



一度しかない人生を、気概を持って生き抜く大切さ。 それを語って聞かせてくれる。

その真剣みが周囲に伝わったときが輝くとき。

ずっと誤解されたままでも良い。

死にざまが物語る時だってある!

そう思えば、今日を真剣に生きられる。


命は続いてく・・・・・・・・・

魂も続いてく・・・・・・・・・

死ぬることは新しい旅立ちの門出なのだから。



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テーマ=日本映画 - ジャンル=映画

【2009/07/16 16:46】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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