Top | RSS | Admin
投機マネーとバブル経済の崩壊  | シリーズお金の歴史
1971年にニクソン大統領が固定比率によるドルと金の交換を禁止してしまいました。

それによって糸の切れた凧のようになった貨幣価値は、まるで有価証券のようにめまぐるしく変動するとても不安定な代物になってしまいました。

価値の裏付けを失ったお金の価値は、有価証券と同じく証券取引場でその価値が決定されるようになりました。

国際決済通貨であるドルがマネーゲームの道具へと変化していったのです。

一般の人々には不安の種の貨幣の変動も投資化にとっては格好の代物でした。

安いときに買って、高いときに売り利益を得る。 投機マネー の考えがコンピューターとインターネットの発展とともに世界中をシェアに入れながらどんどん進化していきました。


やがて、経済にとてつもない矛盾を生む事になります。


全世界の国が一日に産出する商品・サービスの総額が約836億ドル。それに対して外国為替取引額は一日で1兆8800億ドル、デリバティブ取引をあわせると3兆1000億ドル。


実体経済はマネー経済のわずか2.7%しかない。


これがバブル経済の事実でした。



言い換えれば実体の無い経済だったといえるでしょう。


コンピューターが世界中に張り巡らせるネットの中で、人々の意識がどんどんその数字を膨れ上がらせて行き、無限に膨張する富を得たかのような感覚でした。

しかし、悪夢は繰り返されます。


金本位制の時に起こった 金と貨幣のバランスの不均衡。 

為替金本位制で蘇った 金と貨幣バランスの不均衡。



この 投機マネー もまた、多額の実体の無い貨幣を生み出しシステムが崩壊してしまったのです。


1990年代後半に世界各国で金融危機を引き起こし、世界を新たな混乱に陥れていきました。


この投機型の貨幣システムが程よいとこまで上がり、そして程よいところで下げが止まってくれればいいのですが・・・・・・・・ 


その価値の裏づけとなっていた金と切り離されてしまったために、なかなか思うようにはいきません。


それでも大口の投資家は大量の投資を行う事で、市場の動きを操作しようとしました。



ITバブルに、株式バブル、マイホームバブル、凧の糸が切れてしまった経済を安定成長させるカンフル剤が幾度無く投入され続けました。


全ての満ち引きを経て、やがて人々は気がつきました。 


今の世の中に確かな価値など存在しないことを。 


2009年の6月現在、ITは安売り戦線、 株価は暴落、マイホームは最高高値時の半分以下に落ち込んでいます。 



幾度も繰り返す経済崩壊の根本にあるのは、何千年もの昔に生み出された 『実態の無い金』 を操る "利息”の考え方が根底にあります。


利息は世の中に存在する金の保有量に関係無く膨れ上がっていきました。

僕達人類は中世の金細工師が食べた禁断の果実の呪縛に21世紀の現在において翻弄され続けているのです。


宇宙空間が限りなく広がり続けるように、お金もどんどん膨れ上がる事を望んだ資本主義の、現実をはるかに超えたマネーゲームが行き着く先はやはり新たな崩壊を何度も繰り返すのみのような気がしてなりません。

ひょっとすると、これからの人生をうまく生き抜く方法や、地球の将来の為、人類の為にあるべき形が見直される時期に来ているのでしょう。


まずは自分の生活だけでも実態とマネーの均衡を保つ努力をする事にしよう。
  
     
<<金本位の崩壊とニクソンショック
スポンサーサイト
------------------------------------------------------------

テーマ=めざせ経済的自由! - ジャンル=株式・投資・マネー

【2009/06/08 23:56】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






<<ビールの流通革命! | Top | 金本位制の崩壊とニクソンショック>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://coolcuts.blog6.fc2.com/tb.php/1632-9df1856d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| Top |