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心づくし  | 竜馬に学ぶ
勝海舟のお膳立てで、薩摩藩邸へ西郷隆盛に面会をするため京へ登った坂本竜馬。


西郷隆盛の目前で突然庭の鈴虫を追いかけて捕まえ、虫かごを用意させた。


それから一ヶ月が過ぎた頃の早朝


再び薩摩藩邸を訪れた竜馬の目に飛び込んできたのは


籠に入った鈴虫

新しい草も中に添えられていた。


『まだあれを飼ってくれちょったか』


あれから一月にもなるのだ。よほど心を込めて飼わないかぎり、命の弱い鈴虫など、とっくの昔に死んでいるはずである。


(西郷という男は信じて良い)


竜馬はそう思った。


もっとも後日、この鈴虫の秘話を知ってますます西郷を信じるようになった。


初代は三日ほどで死んだのだそうだ。

西郷は慌てて

『幸輔ドンどん、坂本さんがくればこまる。納戸のの者にそう言うて、鈴虫を一匹、獲らせてたもんせ。』

と頼んであったのだ。

実際に竜馬が虫かごの中で見たのは3代目の鈴虫だった。


心づくしという言葉がある。茶道の言葉である。

『人をもてなす心のはたらき』

という意味であろう。

茶の素養のないはずの西郷は、安土桃山時代の大茶人の逸話に出てきそうな茶の心を持っていた。



鈴虫が取り持った薩長連合の立役者、坂本竜馬と西郷隆盛の二人の縁を結んだとはかなり驚きな話しですが・・・・・



僕の妻が贈った洋服を何時までも覚えていて、特別な日に合うたびにそれを着て来る僕の母や、安物のT-シャツでも贈った時から半年過ぎてもそれを着て家に迎えてくれる従兄弟夫婦に、今手渡したばかりのプレゼントを開いて、部屋の一番目立つところへわざわざその場で飾ってくれる友人夫婦、いつまでも僕の好物を覚えていてくれて、航空便で贈ってくれる友人など・・・・・・


僕にとって日本人というのはここに書かれている内容を感じる機会がたまにある。

そんな時にはとても心が温まるのです。



そのわりに自分が出来てなかったりするから反省しないとね・・・・・・・・


いずれにしても、倒幕を一挙に加速させた薩長同盟がこの二人のこんな温かみのある逸話によって始まったなんて、日本人は捨てたものじゃないですね。
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テーマ=歴史小説 - ジャンル=小説・文学

【2006/12/13 17:07】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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