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ハッピーが一番!  | アメリカ移住
『私はローラがマイクとサイモンにしてあげていることをとてもすばらしい事だと思うし、そんな彼女を誇りに思います・・・・・』
ローラとマイクの母親が涙を流しながら、マイクとサイモンの第2児をローラが出産する日への喜びを語っていた。


以前代理出産がいかにこのアメリカで身近な事かというお話をしました。今回はゲイカップルが実の妹の代理出産で子供を出産するというお話です。


今年の2004年12月に同性カップルの市民権がイングランドで合法となるのを機に英国で市民婚をすると発表した事で、エルトンジョンが長年の交際相手と結婚した話はまだ記憶に新しいことですが......


サイモン:『ゲイのカップルだって子供が欲しいんだ。 僕の精子をローラに注射器で注入したんだ。そして、確立を上げるためにしばらく斜めの姿勢でいてもらったんだ。もし、彼女の寛大な判断が無ければ、僕とマイクの想いは遂げられなかっただろうと思うし。本当に感謝しても感謝しきれないよ。』


ローラ: 『お腹の中にいる子供は兄とサイモンの娘だけれど、もちろん私にとっても姪っ子でありながら実の子供でもあるのよ。その気持ちは極自然な事だからもちろんわが子のように可愛がると思います。ああ、今からこの子の誕生が待ち遠しくて仕方が無いの。』


マイク: 『僕とサイモンが付き合い始めてから半年が過ぎた頃、二人とも、既に家族同然の気持ちだった。 家族と少人数の友人のみに囲まれて結婚式を挙げたんだ。愛に包まれて、本当に幸せな気持ちだった。


極普通の流れさ、愛ある家庭に育まれる小さな命を望んだだけなんだ。


だけどそれを考えたとたんに僕達は、絶望にも似た感情を覚えたんだ。だけど、妹が僕達の子供を生んでくれるって言ってくれたときには本当に奇跡が起きたような喜びにつつまれたんだ。』



ローラの子供たち: 『マイクおじさんとサイモンおじさんがゲイだからって、何にも普通の親と変わりは無いよ。二人はわが子を思いやる深い愛を持っているし、ルーシー(彼らの娘)を育てることだって本当に責任を持ってることが伝わってくるからね、僕らのお父さんお母さんと全く代わりが無いよ』


ローラのご主人: 『彼女はね本当に人の心を思いやる気持ちの深い人だと思っています。僕からしてみても、彼女のお腹の中に新しい命が宿っているなら、本当に祝福するべき事だし、早くこの手に抱きたいって思う気持ちばかりだよ』


サイモンの両親: 『ルーシーが生まれるっていう話を聞いた時は、正直どれほど生まれ来る子供が差別的な行為を受けるかどうかが心配で心配で・・・毎日眠れない夜が続いたの。でもね、ルーシーを実際にこの手に抱いた時に。 その美しい姿に、こんな可愛い子供をとがめる人なんかいないって確信したの。』


病院へ向かうタクシーの中でマイクは兄として、ローラの傍らにいて彼女をはげましていた。 サイモンは生まれ来る子供の父親として、わが子の無事を祈っていた。


出産に立ち会った産婦人科医: 『分娩室に入った瞬間にまず驚いたのは、立会いの人の数と、そのエネルギーさ!こんなに沢山の人が100%の思いで一人の子供が生まれるのを希望に満ちた顔で待ちわびてるんだよ! 僕はその瞬間何だか興奮を覚えたよ! こんなに多くの人の深い愛に囲まれて、生まれてくる子供は本当に幸せだなって感じたよ。』



そして、無事にマイクとサイモンの二人の子供は生まれて、マイクがお医者様からわが子を受け取り、すぐにローラに渡した。

ローラがしばらくの抱擁を交わした後、パウダーだらけになった赤ちゃんをサイモンがいとおしそうに抱きかかえそしてキスをした。




その瞬間に僕は、涙が溢れてきた。




何時の日か現実はもっと厳しい一面をこの親子に投げかけるかもしれない。映画『I am Sam』のように心無い人の声に傷つけられるような事もあるかもしれない。


でも、この子供たちの家族は両親だけではなくて、良識を持って、愛情を沢山注いでくれる人々の輪がこれ程力強い絆で結ばれているならば、きっとこれから起こるであろうどんなつらい試練も乗り越えていける。そんな確信を覚えたからです。



出産後、ローラはマイクとサイモンからオーストラリア2週間の旅を贈られて、母親にご褒美にもらった指輪をつけて幸せなバカンスを楽しみました。 



モラルの境界線


そこに人々は時折苦しむことがある。だけど最小単位の家族の絆とそして理解がマイナスを大きなプラスに変えてしまうっていう事を本当にこの話から学びました。



ハッピーが一番!
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テーマ=アメリカ生活 - ジャンル=海外情報

【2006/08/01 07:48】   トラックバック(0) | コメント(5) | Top↑






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コメント
Fujikoさん一人はバットで殴られ、一人はナイフで刺されたようですね・・・・何か理解の範疇を超える事柄がある時にこうした事件が起こるのを目の当たりにすると、アメリカはKKK団がいたころとちっとも変わっていないような気がしますね。
【2006/08/05 13:52】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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ゲイカップルの家族にこの上ない愛情を注がれて育つ子供、男女の両親のもと愛情に飢えて育つ子供。周りが何と思おうと、本人達が幸せであることがやっぱり一番なのであり、またその幸せのあり方を良く思わない人々から受ける迫害のリスクをおかしてでも守る価値があることなど、今回のお話の家族の様子からよく分かるような気がしました。先週末バルボアパークのゲイプライドウィークエンドでヘイトクライムの暴行事件がありましたが、こういことが起こらなくなるためにも人々の理解を広げるゲイプライドのイベントを毎年開催するんだという人々の姿に、ふと「ここはやっぱりアメリカだ」と思いました。
【2006/08/05 06:49】 URL | Fujiko [ 編集] | page top↑

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ビンゴさん、この家族の外部の人がどのようにこの家族のことを見ているか?考えているか?って言うのは解りかねますが、家族の堤防に守られて家族の一員の幸せを追求する事を実践している姿は本当に誰の心にも可能性を見出せる内容だと感じました。体裁じゃ無くって、家族ってこういうのが理想だな~って思いました。
【2006/08/03 10:47】 URL | coolcuts [ 編集] | page top↑

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とても勇気がわく記事をありがとうございます。選択肢の多さと、それを支える人、環境、すばらしと思います。何よりも、自分が望むことを実現していく、その勇気は、すぐにあきらめてしまう私にはまぶしいです。「望んでいいんだ」「誰にも、本当にほしいものをほしいという権利があるんだ」と思いました。
【2006/08/02 09:45】 URL | ビンゴ [ 編集] | page top↑

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【2006/08/01 12:28】 | [ 編集] | page top↑

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