今日はノアのバースデー
日本にいる頃から聞いていたけれど、アメリカは本当にパーティーが多い。特に僕達のような所帯持ちには子供がらみのものが多いのですが、渡米してからほぼ毎週のように何かのパーティーは開かれている。
これが移民してきた僕にとって、何かアメリカの生活に溶け込む為に一役買っているようです。パーティーに顔を出す都度、僕の生活の中でさまざまな変化がある事が感じられるからです。1)友好関係の深まりを感じる前々回のパーティーでスノーボードグループとの接触があった、そして今回のパーティーで2週間後ぐらいから雪さへ降れば山へ入ることを考えている。その時のグループに僕も仲間入りした。
これと同じように、今までは『ハイ!』って呼び合うだけの中だった人達と、立ち止まって世間話をするようになった。ちょっとずつです。
2)僕が自分の仕事について熱く語る場もあり、PRになっている。情報も入る。アメリカへ来てからはまってしまったフラットアイロンテクニックのスタイリングが日本でさんざん勉強した骨格分割法とすごく愛称が良くって、今日のエヴォレンのヘアースタイルは大好評、沢山の人にお褒め頂いて、そして自分にはどんなスタイルが、色が似合うか?っていう質問を受けた。そのたびに色々苦心しながら僕の意見を伝えた。それにグループの中にキャレンは、カラーリストにあこがれたお洒落さん、今は一般の奥様だけれど、僕にとってアメリカのプロダクツの評判や、人気美容室などの貴重な情報源。どこの美容院がどんなマーケティングを展開しているかやベネフィットを持っているかどうかまで知っている。
3)娘の友達が増えていくノアはさりなと同い年で、少しわがままなところもあるみたいだけれど、最近普段でもさりなのことを思い出して話をするようになったらしい、さりなのほうも同じ。
『ノア!そんなことをしているとさりなちゃんはもしかしたら一緒おハイスクールへ行くかも知れないんだからね、女の子に嫌われても知らないよ〜』ってお母さんが諭しているのを聞いて、今からフレンドシップの形成が始まっているんだって思った。(アメリカではプライベートスクールへ行く子以外は住んでいる地域のハイスクールへ入るのが決まり)
4)夫婦が2人で1チーム、子供も加えて家族大勢でごった返す中、自分の奥さんや子供、若しくは奥さんがだんなさんを探しまわったたり、『チョト聞いてよ〜この人たらね〜』なんて会話がしょっちゅう飛び込んでくる。日本の家族、親戚の集まりの雰囲気が、その枠を超えて友人関係までが一つの社会を形成している。今回のパーティーは民族的なつながりが強く、ほかのパーティーではそれとは違った集まりで、その中でいつも変わらないのが自分の家族なんだな?って再認識します。夫婦が幸せを感じるのは共に楽しい時間が過ごせる事が重要な鍵となるのではないでしょうか?
こういったパーティーが僕達のアメリカでの生活でとっても大きな役割を果たしているのは何故かがだんだん見えてきました。
パーティーはアメリカに移民してきた多くの人たちが、最初は身寄りも無く不安に駆られながら生きていった過程の中で、作り上げてきた生活の知恵なんだろうと思います。何事も人と人の関わりが大切。だから『大切なんですよ!』って関わりを強要するよりも、一度で仲良くはなれないんだから、何十回って合う機会を持つ。そしたら、結構、他人の子供もかわいく思えてくるし、大人どうしも自然になじんでくる。仕事ならば共同作業(プロジェクト)を繰り返すことで結束力が増してくる。
プライベートが充実するから家庭が円満と言う流れは思い浮かびやすいけれど、プライベートが充実するから仕事が充実するっていうのも確実にあるんです。
茶道でお世話になった松本先生が人間の生活を荷車の両軸にたとえて話してくれたのを思い出した。
一輪の車で安定して立っているのは難しい
それにたとえ2輪が揃っていたとしても、
片方が大きくて、片方が小さければ
真っ直ぐ走る事さえままならない
小さい車輪であろうと、大きい車輪であろうと、
両方の車輪が同じ大きさであって、初めて楽に真っ直ぐ走れるのです
この車輪を人間の生活にたとえてみて御覧なさい、
左の軸が仕事などの経済活動、右の軸がさまざまな文化的活動
人生の車軸すなわち、家族がどちらに傾むきすぎるでもなく幸せである事が
人生を全うするうえで大切なんですよ。

新興住宅街はすでにクリスマスの電飾が飾られ始めています。これからまたパーティーがかなり多いらしく今日はパーティー用のスタイリングと、バケーション前の髪のお手入れのご依頼を沢山頂けたので、少し忙しくなりそうです。