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COMICONで垣間見た漫画業界の行く末  | 世界から見た日本
Comiconパネリング2015

サンディエゴ在住10年目にして、やっとCOMICONに潜入する事ができました。行きたくて仕方なかったのですが、なかなか一般がチケットを獲得するのが難しい程、チケット獲得競争が激しいのです。今回、知人のおかげさまで、スタッフとして潜入させて頂ける事になりました。

日本の漫画産業が世界を刺激していると言う事は、このCOMICONを通し垣間みる事ができます。
もちろん、アメリカにはマーヴェリックなどのメジャーどころのコミック出版社がありますが、そのほとんどがヒーローものキャラクターで埋め尽くされて、Made in Japan のコミックのようなバラエティーに富んだ内容の深い物というと、あまり見かけないのが現状です。


このたび縁あって、この日本の漫画を翻訳されている方々の対談会の会場へ潜入して、写真撮影をさせて頂く事になり、日本の漫画業界が抱えるものすごい深い問題点を知るにいたりました。



会場には多くのコミック翻訳家を目指す若者で埋め尽くされ、様々な質問がコミック翻訳家の方々に投げかけられるといった、フリートーク形式でインタビューが進んで行きました。


漫画翻訳の難しさは何ですか? 


通常の書物の翻訳と違って、短いセンテンスの中に文化的要素や日本独特の歴史や習慣的なバックグラウンドから来た、意味を刷り込んである場面も多く、その訳を的確に行うには、ただ単に、日ー英の 翻訳の技術を習得しているという内容だけでは網羅できない時が多々あります。
なので、このに並んでいる方々は、アメリカ国内でも日本語の語学習得の学士を獲得したうえで、日本に渡り、数年働いた経験を持つ方々ばかりなんです。

しかも、漫画によっては宗教的な意味合いを持つキャラクターの配役等もあり、持てる知識よりも、局所的に深くその事柄に着いて学習する事を必要とされ、その上で締め切り日と戦っているのです。



コミック翻訳の仕事に携わっていて大変な事は何ですが?



先ほど、翻訳のプロセスに関しての必要事項でも述べさせて頂いた事に加えますと、そのプロセスを経て完成される翻訳の方向性をエディター側に理解してもらえない事が多々あると言う事が一ついえるでしょう。
日本の文化や習慣に慣れ親しんだ私たちのアイデアから出て来る翻訳が、彼らにはまるで余分な付け加えの用に打つ事があるから、というのが現状なんです。

それから、もう一つは、仕事の報酬の低さです。

私たちは、コミックを愛しています。 愛しているからこそ、その素晴らしさや、作者が意図した、こだわりの部分をできるだけ正確に伝える事に力を注いでいます。

しかし、近年どんどん仕事の単価が低くなって行く一方で、ここに並んだ翻訳家達はほぼ全員他に定職や、エクストラの職業を兼業して食いつないでいるのが現状なんです。


どうして、そのような事になるのですか?


こういう現状をお話しすると、編集社が利潤を独り占めしているのでは? なんて予測が皆さんの頭の中にうかんでくるでしょうが、実際の所どのようなストラクチャーで末端の私たちがこのような状況に陥っているか? と言うのを一言で説明させて頂きますとですね、


漫画のプロダクツを生み出している作者さへも、現在その仕事に対するファイナンシャルバックが無いのが現状なんです。


無給どころかアシスタントの給料を算段に入れると、マイナスを出しながら作品の制作に当たっていると言う事なんです。


それは何故なんでしょう?



世界中で1990年代から本格的なインターネット時代の幕開けが到来しました。
2000年代には、メディアというメディアはインタネーット上でのデータ交換が頻繁に行われるようになって、

やがて、違法で作品を無料配布するサイトがどんどん自由気ままに、苦労して作成したコミックをタダで配布するようになり、漫画業界はファイナンシャルバックの道筋を失ってしまったんです。


これは、映画や音楽、小説の分野でも同じような状況ではありますが、事漫画業界はアメリカでの市場がまだまだ、そういった分別の少ないティーンに集中している事から、打開策がなかなか見つからないと言ったところでしょう。


本来なら、後に出て来る次世代の若者達に、夢を与えられる話をしたい。

しかし、叫んでも止まない違法コピー行為に、いよいよ、窮地に立たされ悲鳴をあげる漫画業界を、このシンポジウムで垣間みたcoolcutsでした。
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【2015/07/13 11:32】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






対、韓国政策の失敗と日本の強み、そして今後の不安  | 世界から見た日本
 アメリカで暮らしていると、日系企業の弱体化というのがかなり現実を帯びて見えるのが、韓国人の人口増加。

ここサンディエゴでも、とうとう、韓国系スーパーマーケットがZIONのみだったのが、今やHマートやZION跡地もそのまま韓国系スーパーマーケットになっちゃって、3店舗もできてしまいました。

 以前SOOPとSAOOONGのサンクスギヴィング、フラットスクリーンTV, COSTCO商戦の勝敗を決定づけた訴訟問題についてこのブログで紹介させて頂きましたが 。

では何故、韓国の産業がこれほど急速に伸びたのか?

と、言ったところで興味深いお話があったのでここに取り上げてみたいと思います。

電化製品はもちろん、コピーが効きやすく、後発の商品がどんどん新しい機能を満載して発売されると、いう要素と、人件費の安い国の方が低コストで生産が出来るので有利と、いうのがあります。しかも、日本の国が後押しをしなければならない家電メーカーの数の多さに比較して、韓国はたったの2社しかブランドがありません。

だから、日系企業が苦戦しているというのはもちろんですが、では何故自動車産業は未だに健在なのだろう?
と、いう視点からこんな話が出ました。


『日系電化製品の企業はどんどん弱体化が進んで行く中、
 何で自動車分野だけはまだ活力があるのでしょうか?』


それはね、自動車は多くある輸出品や、内需製品の中でもより沢山の鉄を使うからですよ。

日本が明治維新から列強に肩を並べる事を目指した時に、まず一番に着手したのが鉄鋼なんです。

当時、のインフラストラクチャーは全て鋼鉄が不可欠でしたからね。

特に日本列島裏表、縦に横断する鉄道を建設するにあたって、鉄鋼業は欠かせない産業と認識されていました。

よその国から鉄鋼を買って来るのでは無く、自国で原料から良質の鉄鋼が精製出来るのを強みに、海外での価格競争もなんとかしのいで行けたんです。

アジアの弱小国の中でいち早く、この鉄鋼業を開始したのが日本の発展の鍵だったとも言えるでしょう。

日本にはもともと刀鍛冶の伝統的な技術もあったから、すぐにその技術レベルは世界でトップクラスになりました。

その、産業発展の要ともいえる製鉄技術を1973に韓国に渡してしまったんです。

これについては、日本国内でかなりの反対があってですね。

後進の技術だけを移植するという事で、国内世論は収まったのですが。

視察団にも最新技術は見せないようにして、

最新技術の設置は避けていました。

しかし、韓国の製鉄会社 ポスコは、新日鉄を退職した技術者から不正に日本の最新技術を盗み、

2004年から鉄鋼技術が一気に向上した。

 
それが、現在の韓国の自動車産業の発展に大きく関与しているのはまぎれも無い事実です。


『では、あの鉄鋼技術の移植が無かったら、戦況は違ったって言う事ですね?』


そうかもしれませんね?


でも、まだ日本にも勝ち目が少しだけあるんです。
韓国に移植したあの最新技術にもみられるように、日本の製鉄の技術は世界一を誇ります。

日本のパイプは継ぎ目が無いんですよ。

その技術こそ韓国に持って行かれてしまいましたが、技術の違いはロスの削減という部分では、まだまだ大きな溝があります。

製鉄所で、一度工場の運転を止めてしまうと、一日6億円のロスが出ると言われているんです。

日本はそれを一年に一度だけ止めて整備するのですが、後はフル稼働です。

一年中を通して、日本の製鉄所は80%の稼働率を誇るのに対して、

韓国の製鉄はまだまだ、そのレベルには達していません。


しかし、これから先の見解を考えるとですね? なかなか枕を高くして眠れないって所もあるんです。

何故なら、段々と自動車の原材料がカーボンファイバーやその他の材質に変わりつつありますからね?

F1レースでも認められた素材、鉄よりも軽くて丈夫なカーボンファイバー。

これが安価に他国で生産されるようになってしまったら、日本の鉄鋼と取って代わってしまいますから。


日本も本気でカーボンファイバーなどの新素材の大量、低価格生産に挑まなければならないでしょうね。

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【2014/10/21 14:50】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






Pearl Harbor サモアンの立場  | 世界から見た日本
DSC_2038-2.jpg


今回のハワイ旅行では、今まで2回のオアフ島旅行で行けていなかった、パールハーバーへ行って来ました。

アリゾナ記念館へは残念ながら行けませんでしたが、中には潜水艦の内部の展示や、日本の人間魚雷の展示等もあり、かなり日米の当時の戦況を物語る展示内容に触れて、現在アメリカに暮らし、アメリカ人サイドからのパールハーバについて見聞きしている僕にとっては、日中の板挟みになってしまったようにも感じました。
しかし、土産物屋に入って陳列されている品を眺めているうちにですね、

『ああ、ここはやっぱりパールハーバー攻撃への憎しみと第二次世界大戦でのアメリカの勝利を讃える場所なんだ。』

と、実感しました。

そんなおり、後日オアフ島内一周のバスツアーに参加した時の事です。
運転手兼バスガイドのおじさんはたまたま、サモアン・ジャパニーズ 3:1だったのですが、パスがパールハーバーにさしかかると、こんな事を話し始めました。


『あのですね、ここパールハーバーには毎年沢山の日本人旅行客がおとづれているようで、それを快く思っていないアメリカ人も多いかと思います。』


僕はアメリカ人が利用する観光バスに乗っていたので、見渡す限り日本人はどうやら僕一人のようです。
なのでちょっとちじこまって彼の話を聞く事になりました。でも、彼はその後こう続けました。


でもね、さて、あの真珠湾攻撃で、アメリカ人の悲劇がうたわれます。日本人の勝利が讃えられます。

しかしですね、皆さんこの事を忘れないで下さい。


あの真珠湾攻撃の犠牲者がいったいだれだったのか?


あの当時、ハワイ島はアメリカの一部でもなんでも無かったんです。


ハワイがアメリカの50番目の州となったのは1959年の8月の事です。

真珠湾攻撃は1941年。

アメリカ軍が駐屯していなかったらハワイへの日本の攻撃は無かったでしょう。

そう言った意味では

あの真珠湾攻撃の真の犠牲者は私たちサモアンなのだ!

と僕は皆さんに訴えたい。

日米の戦争について語る人は沢山います。真珠湾攻撃の真実について沢山の読み物が出版もされました。

しかしながら、誰一人として、サモアン側から見た立場でこの戦争を語る人はいないのです。


だから、このバスにたまたま乗車頂いた皆様、このサモアンのじじいが言っていた、

パールハーバーの真の犠牲者について、心の片隅にしまっておいて下さい。

そして、大国が小さな島国や発展途上の小国へ我が物顔でやってきて、その領地で勝手に破壊行為をする事に
少しでも違和感を感じる心を持って下さい。

そうしたら、この世界中で行われている侵略行為と呼ばれるもの、それに対する反撃をバックアップする大国のその間で揺れ動く小国の苦しみがきっと貴方にも理解できるはずなのです。

僕の中のパールハーバーは、アメリカにとって、太平洋戦争のきっかけ作りだった。とか、日本にとってこのハワイは咬ませ犬だったとか、、、、?


僕らは、すでに見聞きしていた、そんな歴史的事実を確認するためにここにきたのですが、日本人もアメリカ人にも計り知れない、


サモアンの立場を知る事ができた事は、今回のハワイ訪問で得た本当に貴重な体験でした。


昨日が丁度日本では原爆記念日にあたるので、広島出身の僕は、アメリカにいてもアメリカ時間の8時15分の黙祷をしました。こちらではサイレンも鳴らないので、黙祷時間は自分の目分量になりますが、忘れてはならない日本人の心に刻むべき時間だと、思っています。


あの時の日本は一体どんな気持ちであの戦争を戦っていたのだろうか?

ヨーロッパのアジア植民地政策に揺れ動いたアジアの最後の砦だった”日本”。

アメリカにはロシアの南下を少なからずとも阻止したいという考えはヤルタ会談の時にも既にあったのではないだろうか?


だとしたら、やはり僕たちの母国日本もパールハーバーと同じなのではないか?

こんな事を言ったら、「お前らが戦争の当事者だっただろう!」って言われそうだけど。


いずれにしても、”アメリカ人が原爆記念館を訪れる事を快く思わない” なんて理屈にはならないだろう。


エノラゲイの乗組員だった男性が広島を尋ねた時のドキュメンタリーを視た事がある。
あの映画の中で、原爆投下を正当な行為であったと言い放った彼に対して、被爆者たちは詰め寄った。


僕も心の底では謝罪をして欲しかった。


でも、それは間違いなのだろうか?


やっぱり僕は、たとえ戦時の任務遂行に対して否定的な意見は言えないにしても、原爆投下は二度と繰り返しては行けない過ちであったと、認知する事は間違いでは無いと思う。


先日お店に来られた大学の教授をされているお女性が、広島の原爆投下について、ほぼ日本人と同じ意見を持っていた。

アメリカ人全てが意固地に、あれは正しかったっと言っている訳じゃない。
だから、きっと道はある。世界中の爆撃を阻止するため、もっともっと広島をクローズアップするべきだと思う。あのサモアンのおじさんのように観光客に毎回のように、伝えて行くのも一つの手であろう。

イスラエル、パレスチナ。 今もどこかでミサイルが人々の頭上に降って、多くの命を奪って行っているのだから。


急がなくては。


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【2014/08/07 16:08】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






赤穂浪士は正義の味方か?  | 世界から見た日本
赤穂浪士といえは大晦日の夜の定番的な時代劇【忠臣蔵】のヒーロー達。

日本人なら誰でも知っている、主君を愛し、敵討ちをやってのけた伝説に残る家臣の鏡的存在として、日本ではことの他、ヒーロー化されちゃっている武士達ですね。

さて、ここアメリカへやってきてある方と話をするまでは、この日本人が愛して止まない美談に何一つ疑問を持つ事無くこの時代劇を見ていたcoolcuts・・・・・。


『なあ〜、なんで赤穂浪士がヒーローなんやねん?』


俺はぜんぜそんな風には思えないんだけど、どうして日本人は赤穂浪士がした事をあれほどまでにすばらしい事だとしてあがめ奉るのかな?


それは、主君の事をあれほど慕って、敵討ちをやり遂げたうえに、その後を追って切腹するというその心根が。

会社のために一生懸命働いている、日本のサラリーマン達の心を打つからでは無いでしょうか?


まあ、その気持ちは解らんでも無いけどね、

彼らの元主君、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)は立派な犯罪者だよ!

殿中で刀を抜いちゃいかんのを抜いたんだから、そりゃ罰せられて当たり前の事なんだ。

しかも、接待役を申し付けられて、既に二度目の経験があるにも関わらず、失態をした彼をスーパーバイザーの吉良上野介(きらこうずけのすけ)が咎めるのは当然の事なんだから。

それを逆ギレしたうえに刀で斬りつけるなんて事はやっぱり正気の沙汰じゃない。

当時の武士のスタンダードでいうと、その罰として切腹を申し付けられたのはとても寛大な処置であるらしいよ。


これで迷惑を被ったのはやっぱり吉良さんだね。

彼は人柄も良く、部下にも上司にも信頼をされる本当にすばらしい人材だったらしいけど。

この話の中ではまるで悪人扱いだからね。 上司として当然の事を考えて、部下の不手際を注意しただけなのに・・・・。


ただね、大石 内蔵助(おおいし くらのすけ)は賢い人だったと思うよ。

彼だけは、自分がやっている事が犯罪だという事を知っていたんだから。


だから、浪士達に家族の縁を切らせて、事を果たした後には皆で討ち死にしたんだ。


何故って?


彼らは吉良家から御家取り潰しになって、仕事に溢れてしまっていた。
あのまま何もしないままでいたら、一族はこっから先, 奉公の受け入れ先も無く、皆路頭に迷う事になる。
彼は世論が赤穂浪士に同情してくれるのも感じ取ってたし。

だから、このヒーロー伝説をつくり上げて。 浅野家の元家臣達の子孫が何処か他の大名家に貰い受けるチャンスをつくりたかったんだ。


これは見事に成功したんだね。


だって、主君の為にここまでやる家臣達の子孫をどの大名も欲しいって思うでしょ?


だけど、アメリカからあの【忠臣蔵】のストーリーをみてるとね、ちょっと社会の道理に外れてるな? って思うんだよ。


だって、貴方が働いている会社の部長がね、貴方の直属の課長に包丁で刺されそうになりました。

それで課長が首になったからってね、

貴方は部長を恨んで部長を殺しに行くの?

行かないよね〜。

そんなおかしな話がヒーロー伝説だなんて・・・・・????でしょ?

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テーマ=歴史 - ジャンル=学問・文化・芸術

【2012/10/09 09:53】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






アメリカでの原爆記念日  | 世界から見た日本
本日がアメリカ西海岸時間での8月6日。今から67年前のこの日、僕の生まれ故郷広島に原爆が投下されました。

時刻は8時15分。 

5分前にサイレンのならないサンディエゴの一室で黙祷を終えました。


7年も日本を離れていると、原爆記念日がどのメディアを通しても予告される事が無いので、その日を察するのがとっても難しい。

実は、昨日出向いた友人のパーティーでこの話が登って、初めて気がついた次第です。

広島県人としてはとっても恥ずかしい次第ですが、なんとか黙祷に間に合って良かった・・・・・。(一日遅れじゃ!)



日本からこれだけ長く離れていると、戦争というものをまた違った視点で見るようになりました。

あの戦争というのはいったい何だったのだろう?

という言葉がもう、この67年繰り返し叫ばれて来ました。

世界史上最初で最後の原爆投下が行われた国、日本。 

世界中がキューバ危機におののき、その後の惨状を見て後は核拡散防止法が制定されました。

そのため、核爆弾の被害者は今にも先にも、日本の広島と長崎のみという事になっています。


アメリカ自身が開発した原爆が自国に投下される恐怖に制定された協定ですね?


以前、何故アメリカが日本の広島、長崎に原爆を投下しなくてはならなかったか? という内容の記事は
 
2011年の8月に書いた アインシュタインの手紙という記事で掲載しました。

では? 日本にはそれを回避できる手だては無かったのか? という視点では。
2005年8月6日に書いた 『誰が原爆を投下した!日本編』で考察してみました。

この内容で説明される人間の戦争破壊行為の根本的な心理は、欲望と好奇心という事だと思います。

何か人間が可能にできる未知の世界があったとしたら? 私たちはどんな犠牲を払ってでもそれを現実の空間にもたらそうとします。

世界をより早く駆け巡る事ができるようになったら、より多くの自由に行き来できる土地を開拓しようとやっきにもなります。

たとえ、人間が宇宙に出てもその真理は変わる事無く続き、その発明や発見のたびに多くの人の血が流されて来た。

と、そのような気がします。

しかし、 そんな事を続けていても結局せっかく作り上げたものを片っ端から壊して行くだけなので、いずれは何らかの協定を結び落ち着く時が来るのでしょう。


日本という国が侍にコントロールされていた時、国内で繰り返し流されて来た戦乱の血。


日本はその期間を経て現在一つの国に収まっています。


現在内戦を続けているシリアなども、いつかは一つの大きな国境の中でまとまる日がやって来るのでは無いでしょうか?

そして、地球が火星と戦う事になって、地球は本当に一つの連合国となりうるのでは無いでしょうか?


めでたし、めでたし・・・・・・・?


でも、どうでしょう?


今度は超ど級の破壊武器が発明されて、この美しい地球まるまる一個を破壊の恐怖においやる爆弾を、人間は作りかねないと思いませんか?


やはり、戦いに勝ち残った強者が、より広い領域、領空、海域を支配する。

そのような動物的な考え方自体を根本的に改める必要があるのでしょう?



それができるのか? 人間達よ!




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テーマ=戦争 - ジャンル=政治・経済

【2012/08/07 01:20】   トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑






盆踊り2011  | 世界から見た日本
Bonodori11.gif

サンディエゴのお寺で、7月の最後の土曜日に毎年のように開かれる盆踊り。

もう、けっこう毎年のように通っているような気がする。

さして熱心に踊りの稽古をするのでもないから、なかなかこの輪の中に入っても、

器用に踊る事なんてできないけど。

この提灯の下で無茶苦茶に手を振り動かしているだけでも、

遠い昔を懐かしんでノスタルジックに浸る事はできる。

そして、アメリカの日系人が守り受け継ごうとしているこのお祭りが、

様々な人たちに興味を引かれているのを目の当たりにする。

今年は威勢良く太鼓を叩くアメリカ人男性や、金髪の女性が見よう見まねで盆踊りを踊る姿を見て

それは微笑ましく眺めていた。

一方、ちょっと少子化の進み過ぎている故郷の大竹市黒川自治区では、

神社の側の公園で毎年行われていた盆踊りが、もう行われていないらしい。

日本が鎖国を解いた時から、急激に薄れて行った ”日本文化継承の流れ”を。

ある意味では、このサンディエゴで不自然に行われる ”盆踊り” の中により強く見る事ができる。



いらないから、興味が無いから、参加者が少ないから・・・・・?



そんな事で根絶やしにして仕舞わない意気込みが、この踊りの輪の中には感じ取る事ができるのです。

この祭りを支える実行員の皆さんは、

たとえ参加者が10人以下であろうとも、この行事を実行するだろう。



サンディエゴの地で日本文化の継承をする為に・・・・・・



目を閉じれば今でも聞こえて来る。

あの深い太鼓の音と、バチの甲高い響きに導かれ

腹綿に響いた ”大竹音頭” 今度僕が日本に帰る時には何処かで聞ける事ができるのでしょうか?

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テーマ=伝統芸能 - ジャンル=学問・文化・芸術

【2011/08/01 00:45】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






某日系商社の立場  | 世界から見た日本
Fuuryokuhatuden.gif

ごめんね~、遅くなっちゃって。

本当に最近忙しくって、日本の地震のおかげでね。


『地震と◯◯商社と何か関係が? ああ、そうでした。 日本からの物流を他の国に切り替えなけりゃならなくなったんですよね。』



それもあるし、ほらっ!  日本の原発の事故を受けて、ドイツが原発の全面停止を行ったでしょ?




『ええ~!!! やっぱりドイツはやる事が早いですね。 ほら、湾岸戦争の時だって。

   すかさず援軍を出します!って言ったおかげで義援金の金額は日本よりず~っと安くすんでるし、 日本は結局ものすごい膨大な金額を払わされたにも関わらず、結局軍艦で物資の輸送まで手伝うはめになった。』


そうだったんですか。 


いやそれでね、 ◯◯商社はかねてから風力発電の研究開発と実際の設置に関わって来たんだけど、ドイツは風力発電に切り替えるという方針を打ち出したもんだから、我が社が急ピッチでその準備にとりかかってりるんだよ。


『そんな所にも影響が出てるんですね。 そのうち一般家庭の裏庭で風車がびゅんびゅん回ってるなんて事に鳴っちゃうのかな?』



それはありえないよ。 うるさすぎるもん。 タービンが。


『じゃあ、やっぱりソーラーシステムの方が現実的じゃ無いかな?』


シーっ! あれは私たち◯◯商社が打ち出す風力発電のライバルだからね。


それに、あっちの方は電力会社があまり乗り気じゃないのと、アメリカでは砂漠地帯で風がビュンビュン吹いて遊んでいる土地がウザル程あるからね。 まあ、計画が進んで行けば供給電力には事欠かないよ。



『そのポイントから見ると日本ではソーラー発電のほうが有力かもしれないですね。 だって土地が乏しいもん。』



また~、そんなライバルを持ち上げるような事を言う!  実は日本でもね、海に風力発電の風車を作る計画があるんだよ。 ソーラーシステムは日照時間が短いと発電できないというウイークポイントがあるでしょ。でも、海の上は絶えず風が吹いているからね。



『僕が生まれ育った、瀬戸内海では無理だな~。 だって夏の間はぜ~んぜん風吹かないもん。』


もっ! coolcuts! もうここへは髪を切りに来ないぞ!


『あ、ごめんなさいケントさん。 反省してま~す。』


そう、それこそ日本人。 ハンセイする事は大切なのよ。
 


ところで、日本の国は東電が倒産宣告をする事を示唆しているようだね。


『えぇ~!!! そうなんですか。 まあ、やっぱり大企業といっても一企業があの状況を保障しきれませんよね。とういうことは?』


東電は資産分の保障しかしないという事だから、きっと残りは国が面倒を見るんじゃないですか?


『結局税金でまかなうって事かぁああ、ふうっ。 でもしかたないでしょ、原発なんて一企業の意思だけで始めた事でも無いでしょうから。』
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テーマ=自然エネルギー - ジャンル=政治・経済

【2011/06/17 12:37】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






切腹をしたひいじいちゃん  | 世界から見た日本
Hasaki.gif

私のね、ひいじいちゃんが切腹をしたの。 

もう第2次世界大戦以前の話だけど、中佐だった私のおじいちゃんは国際的な軍事会議に出席したの。


それで、世界各国のお偉いさんが集まって、当時海軍兵力の要だった軍艦を何隻保有する事ができるか?

っていう話だったの。 話し合いの中で各国に割り当てられる数が決定されていって、


日本帝国軍が保有できる隻数は、当初海軍が望んだものとは遥かに下回っていたの。


それで、日本に有利な条件を引き出せなかったひいじいちゃんはね、とっても責任を感じたの。

だから、帰りの寝台列車の中で切腹をして果てたそうよ。


そんな~、もう国際間のパワーバランスで、既にそんな事水面下で決定している事じゃないか!

個人の交渉力だって、どんなにがんばったておよばないよ!


日本海軍がフィリピンに駐屯していた米軍を壊滅状態に叩いた時、マッカーサー元帥は真っ先に本国へ逃げ帰って次なる機会に備えたそうだ。 


その時の有名な台詞が 『I shall return.』

Iow Jima 』とは大違いだね


それが民族性っていうものなのかな?

アメリカが日本と比較して自殺者が少ないのは、民族性という理由だけじゃなくて、その仕組みの違にようるところも大きいと思うんだけど・・・・・・

そう? どこが違うの?

うん、例えば住宅ローンの契約。 

日本では初めて家を買う時に担保が無ければ連帯保証人なんていうのが確か3人ぐらい必要だったと思うけど、こちらではクレジットスコアーと給料証明が揃えば比較的簡単にローンが組めちゃう。

自分が払えなかったら自己破産宣告をしてしまえば、その損益をかぶるのは個人じゃなくって企業、まあ、損益リスクは投資家に分散してあるから銀行もそれほど困らない。

一方、日本では保証人になっている第三者の方へその取り立てが行く。

迷惑がかからないようにしようって責任感の強い人ならなおさら生命保険をあてにしたりするんだろうね。


ああ、それは言えてるわね。

しかも某サラリーマン金融なんて、その生命保険を担保に金を貸し出して、取り立て屋が脅し、自殺においやって金を巻き上げるなんて事が実際にあったんだから、道徳観も何もあったもんじゃないよね。


事業に失敗した会社のNo.2が自殺したり、政治家の裏金に精通していた人間がホテルの一室で自殺したり。

責任を取る→自殺をする。 なんて風潮はまだ日本に根強く残っているような気がする。


それに伴った殺人もきっとあるはず。


人間が生きる事を何よりも優先順位において全ての所業が行われるのであれば。

理解に苦しむ事はこの世の中に沢山ある。


バランス感覚のとれた人生には人間の『生きたい』という本能に今一度立ち返って、物欲や出世欲等、様々な欲望の一番先頭に

生きてる事が幸せ って思うべきなのだろう。

しかし、幸福ってのはそんなに単純なものじゃ無いのかな?


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テーマ=しあわせになる秘訣 - ジャンル=心と身体

【2011/05/24 09:10】   トラックバック(0) | コメント(3) | Top↑






ジェイク教授の見解  | 世界から見た日本
Genpatsu.gif
San Diego は Ocian Side の原子力発電所


ジェイク教授、前回原発事故の事についての話をしましたね、それでソーラーシステムの内容に他のお客様がとっても関心していました。 

ジェイク教授がとっても的を得た見解を持っているって・・・・・・


『私は今社会学の教授なのですが、以前は原子力エネルギーが専門でした。そして物理社会学の専門に変更して、社会学だけが残ったせいで物理とはまったく関係のないところにいます。 しかし、最近でも原子力エネルギーを踏まえた講演を各地でおこなったりしてはいるんですよ。』


そうだったんですか。 それではとっても興味深い所で一つ質問があるのですが、


人間があのような膨大なエネルギーを実際に操りきれると思われますか?




『学問の理論上や技術的な部分ではYesです。


人間には原子力を制御する能力があります。


でも、私の見解では『Noです。』




どれほど優れた理論や技術が存在したとしても、それを責任を持って行わなければならない人間達が、どうしても利潤追求型になってしまいコストダウンを始めるんですよ。


そうすると、安全対策が行き届かなくなって、きちんとした理論上の裏付けもなにも無意味になる。


原発は今や人災なんです。


だから原発は私企業が運営するべきでは無い! というのが私の意見で、利潤を度外視してでも安全対策は完璧に行われなくてはならないんです。


ところで、最近こちらのメディアでは原発事故の件をほとんど報道しなくなってるけど、どういう状況なんですか?』

インターネットの記事でしか見ていませんが、もぱら東電の謝罪だの、保障問題だの、お金の問題ばかりですね・・・・・・
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テーマ=「原発」は本当に必要なのか - ジャンル=政治・経済

【2011/05/20 01:24】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






Asian Festival 2011  | 世界から見た日本
Kanfoo.gif

今年初めてAsian Festivalなるものを見に行った。

Point Lomaのネイビー基地に近い空き地で行われたこの祭り。

アジアの国々の文化を伝える祭典として毎年行われているら。

まず、特設舞台の上ではカンフーの演技が行われていた。が? 

ベルギー人のお知り合いの方に良く似ています。もしや? ”ん?”

Taikogirl.gif

太鼓チームで太鼓を叩くこの女性も、青い目で金髪。

どちらもなかなかサマになっています。

Animelook.gif

こちらはアニメルック。 日本文化と一言に言っても、本当に様々ですね。

Terry.gif

お~!テリー松岡発見! 今日は3ピースで挑んでおられました。

Breakdance.gif

あれほど踊りがヘタクソだとコケにされ続けたアジア人が今ではまるで違います。

フィリピンからのグループが全米ダンス大会で優勝するほど、アジアのダンスレベルは高みを極めています。


日本はアジアの一国として東の端に位置した小さな島国でした。

太平洋から向こう側からは遠く離れ、アジア大陸からの文化だけを吸収してきた次期も確かにありました。

でも今や世界中の文化は急速に混じり合って、グローバル化が進んでいるように思います。

その動きは日本のみに限らず、アジアだけにあらず。

こんな小さなフェスティバルの中でも感じ取れるようになりました。
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テーマ=展示会、イベントの情報 - ジャンル=学問・文化・芸術

【2011/05/03 10:11】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






ジェイク教授、波力発電の勧め  | 世界から見た日本
ジェイク教授、


最近アメリカの報道では、国際原発監査が [日本の原発の管理が正しく行われていなかったため現在のような惨事に至った]という報道を流しているし、

[ニューヨークの海岸線の海水が放射能の汚染を受けている]なんて報道が流れているようですが、それについてどう思われますか?


『ニューヨークの放射能検出を日本の原発事故のせいにするのは少し気が早い気がするけれどね・・・・・


アメリカでは1979年にスリーマイル原発事故が起こって以来、新規の原発建設はされていないんだ。


でもね、アメリカの原油価格が中東情勢によって左右されがちなので、ブッシュ政権時に、新規原発炉開発案があがり、オバマ政権に引き継いで検討が進んでいた折の日本の震災原発事故。


オペレートの的確さについての中傷は、世論調整のための報道かもしれないね。


ドイツでも現在新規原発建設計画が進んでいた矢先の事故だったため、あわてて福島原発と同年代に造られた同型の炉を廃棄する指示が出されたくらいだから、これはもう日本の原発だけの安全問題じゃなくなってるんだ。


特にフランスは75%の電力供給量を原発に頼っているんだから、尚更、国際原発監査の発言にはある程度の世論調整を含ませてくると思うよ。


確かに、石油に頼らないエネルギーの模索は重要だと思う。

全ての世界情勢の問題は、石油依存型社会が作り出しているといっても過言じゃないからね。


でも僕自身はね、自然エネルギー発電の研究と発展を願っているんだ。


ソーラーシステムや、風力発電。 そして波動発電。 』


そうですね、あの津波のような大きなエネルギーを電力に変えないのは損というものですね。

それに、その施設自体が海岸線のプロテクションになるかもしれない。

あれほどの規模の津波でも、はねっ返すよりも、吸い込む機構が開発できたらね。

政府もソーラー発電システムの普及には補助金を出して推進していますが、なかなか普及しないようですね。


『アメリカも同じだよ。 だって政府を動かしているのはコーポレーションだからね。


ソーラー発電計画のように、電力会社が主導権を握って生産流通を行えないようなシステムには手を貸さないよ。


でも、家屋全戸がソーラーパネルを持って電力供給を自力で行ったら、その余剰分を公共でシェアしたら?

かなりの電力が生産できて、地下資源の消費を抑えられるし、原子炉だって持つ必要がなくなると思わないかい?』


防波機能を兼ねた波力発電で復興を始めたら、地域住民も安心して暮らせるんじゃないかな?

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テーマ=ほっとけない原発震災 - ジャンル=政治・経済

【2011/04/12 11:55】   トラックバック(0) | コメント(2) | Top↑






文化の違いは選択の幅?  | 世界から見た日本
今回上海とソウルへ貨物機で飛んだ帰りに、成田へ寄る機会があったんだけど。

上海のメトロも良いけど、やっぱり東京は僕の一番のお気に入りだね。


あんな美しい国からやってきた君にとって、やっぱりアメリカは違いがありましたか?


『違いですか?』


そう、何かショッキングだった事とか.......


『それは沢山ありましたね。この国には色々な人が色々な尺度で物事を考えていて、結構理解に苦しむこともありましたし、とっても合理的な考え方に触れて感心した事もあります。


でも、今それを振り返って考えると、全て学習すべき事に過ぎないって事ですね。


僕がまだ日本で暮らしていた時には、歴史の古い国に生まれて、既に出来上がっている標準的なルールに従って生きる事が好ましいとされていましたから、

それがうざったくもありましたが、選択するべきことが決定していて、何も悩むことがありませんでした。


アメリカに来てからは、それぞれの人がどう受け取るかを考えて自分の対応を決定する必要性が、より顕著にでてくるので、それに対していつもいつも考えをめぐらせなければなりませんでした。


多分こちらに来てから、対人関係で日本以上に頭を使ってい生きているような気がします。


その反面、違うものは違うんだから仕方が無い! 


なんて投げやりな部分でも付き合いが成立しちゃたりするのも、アメリカの生活での副産物で楽なところかもしれません。』



それって、僕が故郷ウィスコンシンからカリフォルニアへ引っ越してきてすぐ感じた事にそっくりだね。


私の故郷のウィスコンシンはカリフォルニアよりずっと歴史が長くてね。


人付き合いの中では、ある程度決まりごとみたいなのがあったんだ。


多分日本ほどでは無いにしても、僕にとっても分かりやすい尺度で物事を判断できた。


それが、カリフォルニアに来た途端、ぜんぜん通用しなくなったんだ。




『そうなんですか、アメリカは大きいから、州の境を越えて来るとそこは外国のようなものなんですね。



でも、おかげでもっと物事にたいする選択の幅ができたような気もするよ。
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【2011/04/08 01:02】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






震災の地で生まれた小さな命  | 世界から見た日本


昨日、茨城県で地震津波災害に遭ったご友人家族が、日本から赤ちゃんを連れてサンディエゴへ帰って来ていたので、尋ねて来ました。

ー空港の状態ー

空港は以外に落ち着いてたわ。

従妹や友達で赤ちゃんを抱える子は、九州地区へ引っ越すって言ってたし、アメリカ方面へ出国する人はそんなにいなかったからかもしれないし。 空港での放射能検査が始まったのは私たちがやって来て次の日ぐらいだったから。

ー地震の状況ー

『マグニチュード9.0の震災があって、その後は震度4以上の余震はもう、頻繁に続いていました。』

最初は夜も眠れない状況が続いたけれど、そのうちにね、、、

揺れ方を感じて、震度が言い当てられるようになるぐらいになったの。回数を重ねていくとね。

震度3なんてぜんぜん気がつかないぐらい平気になりました。

それから震度4は座っていて頭上を気にしていたら大丈夫。

震度5は座っていて、赤ちゃんを片手に抱いて、もう一方の腕で支えなきゃ倒れそうな感じだったから、
赤ちゃんを守るのが必死だった。


震度5と6の違いはもう凄まじくって! ほんとうに比べ物にならない。


震度6は赤ちゃんを私の膝の上に乗っけたまま座っていて、両腕で支えても、ぜんぜんその支えも効いていない。

死ぬかもしれないって、今までの人生の中で感じたのはあれが初めてでした。


家は屋根が崩れ落ちて、壁が剥がれちゃったし・・・・・・


地震でちょっと傾いちゃったみたいなのね、だからふすまを開くのがものすごく一苦労で。

きっとあの家は建て直しね。

ー放射能に対する懸念ー

これから、これ以上にひどくなる事は無いにしても、今放出される放射能は何十年も消えないという話だし。
今後の状況を見極めて帰国を判断するつもり。赤ちゃんの甲状腺なんて放射能をすぐ吸収して許容範囲を超えちゃうだろうから、やっぱりそのタイミングには慎重になってしまうの。でも(日本の)皆の事も放っておけないしね。


その後、skype でご両親やひいばあちゃんが赤ちゃんと対面していた。


ほんとうは、側にいて見ていてやりたいだろうな? と、僕は心の中で思っていた。



ーミルクー

日本にいる時もそうだったけど、こちらに来てなおさら、


報道が言っている事と現実との間にかなりのギャップがあるの。


食料を二倍の量で流通していると言うけど、現実はぜんぜん足りてなくてね。

特に、私も、私の友達も乳飲み子を抱える母親でしょう?

水道水でミルクを作っちゃ行けないって言われても、スーパーに行って水の陳列棚が空っぽなの。


大人は飲んでも大丈夫な数値だって言うけど、水道水でミルクを溶いたとしても、

すぐさま健康を害する数値じゃないって言ってもね、やっぱり心配じゃない。


友達に電話すると、もう電話の向こうで泣きじゃくってるのよ。


震災の被害に遭ってしまった、小さな命。 今その小さな命が、あなたの助けを必要としています。



coolcutsからの救援物資の内容提案 

水を加えずすぐにできちゃうミルク。

Enfamil Premium Lipil Ready to Feed Nursette

Similac Ready To Feed: The Ultimate Convenience


60年間の世界支援  Direct Relief





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【2011/03/29 02:48】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






震災の悲劇は、今も続いている!  | 世界から見た日本
20日、次第に全容が明らかになる被害実態。


8500人を超える死者数は数が増えましたが、 行方不明者12000人は昨日より減少。


被害者が災害地へ出向いて、肉親の死骸を発見する映像が出てきたが、日本のメディアは本当にデリカシーを持って撮影に当たっていると思う。

この一連の報道を通じて、一度だって死体そのものを目にした記憶が無い。

京都からペレットストーブが7台、仙台に向けて贈られて、「暖かく過ごせるようになった。」と喜ぶ被災者。

水道の蛇口から水が 出ている事に感動!


人間欲さへかかねければ、どんな時でも幸せを感じれるんだ。


集団生活のストレスが懸念されるなか、小学生が肩もみ隊を結成。

沢山こういった報道視点も被災者の心に希望をいだかせる目的を並行して持っていると思う。

だとしたら、原発事故の報道もあまり恐怖を煽らない程度にというのが適切なのかもね?

1週間以上震災の報道が続いたが、今週はJAPAN TV大河ドラマやてっぱんなどのドラマも時折、放送し始めて、有料放送のPR作戦も少しずつ始めた。



それに混じって、リビアのカダフィー政権を国連が叩いているニュースが流れるようになった。


罪の無い人の命が8500人以上も死ななくてはならない状況を知り目に、海の向こうで「人殺し」が繰り返される。 この対比は憤りを感じる。

しかも、アメリカの報道は、被災地に向けてのドーネーションの盛り上がりと、リビア問題が同じ重要度を持って報じられてるんだから、まるで理解に苦しむ。


国際物流が困難をきたし始めている


あるコンピュータ 部品メーカーに勤めている友人は、

「半導体チップの消費量の40%を日本に頼り切っているから、これから先が大変だ。どんどん変化している市場だから、ストックだって本当に、ごく少量だし。きっと値上がり間違いないな。」

と、いっていた。

丸紅USAのアメリカ人ビジネスマンのお客様は、『丸紅は多くの物流ラインを持っているから大丈夫。流通経路の切り替えに多少手間がかかるけど、流通がストップする事は無いよ。』と言った。



規定値以上の放射能が測定された食品が、廃棄処分にされるケースが増えてきた。

せっかく絞った牛乳、乳製品、野菜など、生産者はその悔しさを隠せない

Japan Times がより信頼性の高い放射能測定値が、原子力資料情報室で得られる事を記載していた。 


ここに、 『屋外での測定値が高くなっています。これは雨のために普段から自然界にあるラドンの影響が出てきているためで、原発に起因するものではないと思われます。』 と、いう書き込みもありました。


こういう情報こそ、政府はきちんと流すことで酪農家や農家の方の窮地を少しでも救う事ができるのではないでしょうか?


支援の細分化


乳児をかかえる母子受け入れをする施設が別途設けられたり、アトピー患者やアレルギー患者の対策も充実してきた。



僕も娘も以前アトピーには悩まされました。埃が舞い乾燥した被災地の空気の中でどれほどのアトピー患者がどのような思いで、日々過ごされていることでしょう?

アレルギー適応食品や昔さりなにも飲ませた、MA1ミルク。の無料配布等を被災地で行っているそうです。



アレルギー患者災害支援活動 by アトピッ子地球の子ネットワーク。










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テーマ=東北地方太平洋沖地震 - ジャンル=ニュース

【2011/03/22 10:49】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






震災後一週間の黙祷  | 世界から見た日本
18日、2:46分 観測史上初のマグニチュード9.0の大地震が、北陸を襲ってから、まる一週間がすぎた。

あちこちの避難所では、6000人を越す死者のご冥福を祈って、黙祷がささげられました。

一昨日からの円高傾向で日本経済が打撃を受けないように、日銀は国連に協調介入で円相場の安定を図る事を申し出て、合意、その日のうちに2円安を記録した。


事情が事情だからプラザ合意の時の内容とは違うけれど、結局相場なんていくらでも操作ができるってことだよね。


coolcuts は疑り深いので、海外の大口投資家が、もう一度円を下げたがってるんじゃない?

なんてかんぐってしまう。



そうこうしているうちに、何時営業が再会できるかわからない事業所を被災地に持つ会社が、一旦雇用した新卒新入社員を内定取り消しするケースが増えてきた。


社員だっていつ会社復帰できるか解らないんだからいたし方ないけれど、本当に運が悪い。



アメリカの報道がだんだん日本政府の原発情報に不満を表明し始めた。


『もっと具体的な数値を正確に公表して欲しい。』 と、


そんな中、風向きからアメリカ西海岸に放射能が届くのでは?


という懸念を持ったカリフォルニアの人たちが、ホウ酸を買占め始めた。


もう、あっちこちで売切れてしまって。 『予約販売』みたいな状況になってしまったけど、

もう対応しきれないので、販売が中止になったそうだ。



メキシコシティーからいらした女性と話をしていて、もう死者が6000人にもなってしまいました。

と、話すと、

メキシコシティーで地震があった時には地震だけで2万人が死んだのよ。日本の家は耐震設計はすごいわ。』 



                                   と、感心していた。

LAから来られた女性が、被災した日本人の皆さんの忍耐強さとすばらしい行いを報道で見るたびに、『アメリカの災害時にLooterたちが暴れまわる状況を恥に思う。』


そして、こう続けた。


災害時などの緊迫した状況下では・・・・・


人類の行動心理学では、幼少の頃両親から受けた、『躾』 で培った行動パターンに戻ると言われてるの。



『躾』って本当に大切だな、って思った。


と、同時に将来の日本人の内容にはちょっと心配もあるなとも思った。



被災地のシェルターになっている高校の調理場で、大人たちに混じって走り回ってお手伝いをする女子校生を見て。



大丈夫だ。


またそう思い直した。。。。。


今ほど、日本人として生まれた事に誇りを感じられる事は無い。


被災者の皆さん、ありがとう。


あなたがたの懸命な姿を、世界中の人が見守って、応援しています。


希望を捨てずにがんばってください。



最後に、ティファナで小学校の教師をされている女性の言葉。

『日本人はあのような行動教育をいったいどのように行っているのかしら? 


日本は、きっとものすごいスピードで復興を遂げる。


そう、信じてる。   


だって、あれほどすばらしい民族がそれができないわけが無いじゃない!』




コーディネーターのジェイコブが、レディガガがチャリティーで販売していたブレスレットを購入したと言っていた。




復興支援にみんなで協力しよう!


America Red Cross
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【2011/03/19 16:36】   トラックバック(0) | コメント(4) | Top↑






原発事故へ注がれる目  | 世界から見た日本
17日死者5000人を超えた


円が過去最高値に並ぶ高値76円をつけた。

復興に向けて沢山のお金が必要になるから、先々の円の値上がりを予測しての事らしい。

まったく、投資家にとっては「他人の不幸はビジネスチャンス。」って事か?



それにしても、アメリカ人の感心はもっぱら原発事故に集中してる。


それで、いろんな噂話が飛び交っている。


果たして日本の原発は使用済み燃料の冷却に成功するだろうか?

って事がニュースで流れているばかりじゃなくって、

「原発従業員が放射能観測数値をツイーターに載せ続けてるんだけど、

政府の発表とはかなりズレがあるみたいだぜ。」


なんて噂話もとんでるし、

それから、Facebook にもこんなブログのリンクが貼られていた。


原発とはこういうもの

これ読んでみたけど、読んだのを後悔した。 

日本の行く末を案じて眠れなくなりそうだよ。


今回海水を注入した原発はもう使えなくなるそうだ。 

でも、放射能は300年もの間ずっと消えずに残っているそうだ。 

今辞めても300年。

だからこそ、この機会に3百年後の日本を案じて、新エネルギー案を推し進める必要があるのではないだろうか?


コーディネーターの女の子がポーランドから来た友人がいて、その子がチェルノブイリの事故の時に被爆をしたらしい。

それで、脊髄の癌に犯されて、ものすごい闘病生活の後にやっとの思いで生きてるそうだ。


今日、日本に帰っていた友人が原発の影響を避ける為にサンディエゴへ帰ってきた。

ニュースでも台湾や韓国、等。。海外へ脱出する人々が後を絶たない。


原発事故問題は収束するだとうと思う。

日本の技術、そしてアメリカの頭脳がなんとかそれをやり遂げるだろう。


でも、原発を作った時点から300年後の子孫へ、その始末を託してしまったのであれば。


彼らが始末できるような道筋を作って残してあげるのが、僕らの仕事ではないだろうか?



フランス人のお客様に、フランスの電力の79%が原子力発電に頼ってるんだって? って尋ねると、


『そうなの? 知らなかった・・・・』


って返事が返ってきた。



まさにそれ、僕たちもアメリカがとっくの昔にやめた原発開発を、日本がずっとやり続けたのは。

結局、国民の無関心によるものも多々あるだろう。

今、地震がおきて、津波がやってきて、その信頼が揺らいでしまった。


国民全員が、その怖さを知ってしまった。


だから、300年後の日本の為に良いことをしよう!


この原発問題に、人事じゃなくって、自分ごととして向き合おう!



被災地では物資が不足している。

毛布、食料、暖をとるための灯油、病院へ行く為に必要な車のガソリン、

薬が無くって喘息患者が『ぜえ、ぜえ、』言ってる。

復興に必要なパワーショベルを動かす軽油


日本を救おう!

American Red Cross
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【2011/03/17 15:48】   トラックバック(0) | コメント(1) | Top↑






東北地方太平洋沖地震  | 世界から見た日本
11日午後2時46分(日本時間)ころ,三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生しました。

観測史上初のマグニチュード9.0の地震は大きな津波を伴って、北陸の平野部を一息に飲み込んでしまった。

アメリカの各局のニュースステーションが長い時間を割いて日本の地震津波報道を流し続けている。ケーブルテレビは有料の日本語放送を無料開放して。地震速報を伝え続けてる。

日本への電話回線はパンク状態で不通、メールを送信しても返事は返って来ない。広島は大丈夫と説明してもサリナはおじいちゃんおばあちゃんの事が心配で涙目になる。

オバマ大統領は記者会見で、「アメリカにとって一番大切なパートナー国である日本の惨事に、アメリカとしては出来る限りの救済援助を行いたい。」と語っていた。その次の日。プロフェッショナルな救済援助が世界各国から日本へ到着。オバマ政権はブッシュ政権より質が良さそうだ。

それにしても惨い。

こちらに届く映像のほとんどがヘリコプターからの上空カメラ目線。後方から襲ってくる津波から逃げ惑う自動車が、前方から回り込む津波に向かって一目散に走って行く。

道路前方が既に水没しているとも知らず、坂道を駆け下りる自動車が、そのまま突っ込んで行った。

平生は雨風から僕たちを守ってくれる頑丈な家々が大地の根っこから削ぎとられてプカプカ浮かんで押し流される様は、まるでミニチュアの模型のようで、今この瞬間に、誰かが水の下で溺れているかもしれないなんて、真実味は伝わって来ない。

不幸中の幸いはFacebookをはじめとするソーシャルネットワークサービスが家族の安否の情報をを交換しあっている事。おかげで、関東、東北に暮らす友人の家族が全て無事だった事を確認。

Skypeで広島の友人とチャット,広島はまったく揺れ無かった事を確認。

インターネット社会は確実に災害時に強力なインフォメーションツールとなっている事はたしかだ。

モールスが電報を発明する以前は、早馬、飛脚がその役割を果たしていたんだから、まるでスピードが 違うし、一つの情報が印刷、配布などの工程を必要とせず、個人個人に一瞬にしてシェアされるんだから、情報媒体の性質が根本的に変化した事を改めて確認した。


13日、話題はもっぱら原発事故報道の割合が増えている。この問題は、日本だけでなく、世界各国、原発問題を抱える国では重要なトピックスだから、必然的にスポット時間を費やすのだろう。

それにしても、近年の各国の地震津波の報道に比較して、改めて日本という国がどれだけキチンと組織だって、惨事に迅速に対処できる国であるかが伺える。 タヒチ、ニュージーランド、数年前のアメリカのカトリナハリケーンの時のアメリカの対応と比較しても、迅速かつ、的確。そして、貧富の隔てなく施される救助活動が感じ取れる。

それからテクノロジー。

仙台TVの局内地震映像。マグニチュード8.の驚異的地震にも建物はビクともせず、棚から落ちるものも無いさまに、アメリカ人はとても驚いていた。

アメリカで災害が起こると、必ずと言っていいほど起こる、スーパマーケットなどの略奪行為。

日本では、各銀行が通帳や印鑑が無くても、本人である確認さへできれば10万円まで預金が引き出せる処置がされ、スーパーやコンビニエントストアーが店先に商品を並べて、必要な食料品や物質を販売していた。国民性なのだろうか? みんなきちんと一列に並んで、自分の順番を待っているさまは、まるで戦時中の配給所に列を作っていた頃の日本人と変わっていない。

もう一時間以上もガソリンスタンドの行列で並んで待っているのに、取材中のカメラマンに「このスタンドクローズですよ。」と教えられても、暴言も吐かずに、事の成り行きに身を任せる日本人。

これがアメリカ人だったら、公共の電波の中で、ビープ音が鳴りまくってるかもしれない。

彼らの気然としたおこないを、アメリカのTV局が伝えるたびに、僕は日本人である事に誇りに感じます。

被災者の方、さぞ辛い思いをされていらっしゃるとは思いますが、頑張って乗り切ってください。


アメリカからの救済援助募金の受付は

America Red Cross

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【2011/03/14 13:54】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






HAIKU  | 世界から見た日本
あれっ? デイヴィッドさんお久しぶりー!

随分とご無沙汰でしたね。

『ああ、そうですね。 ずっと髪を伸ばしていたからね。まだ、伸ばし中だけど、ちょっと形がね。 変になって来たから、ちょっと整えてよ。』

はい、かしこまりました。


『最近ねえ、HAIKUに凝っててね。 ちょくちょく思いついた事をノートに書いてるんだ。』


H.A.I.K.U ?


『Sou, H・A・I・K・U・・・・。』


ああ、俳句ね!

『発音間違えていた?』

いや・・、あの、アメリカ人の口から俳句なんて言葉が出て来るなんて思っていなかったから。 失礼。。。



『あのね, Simplifies されたフレーズがとってもcoolね。』


日本語で俳句を書くんですか?


『いやいや、それが出来たら良いけど、全部英語だよ。 だから、5・7・5は関係無し。 

   英語ではこのナンバーで納めるのは難しいからね。 free styleと一緒かな?』

ああ、山頭火みたいな?


『SANTOUKA?』


ええ、世界大戦以前の俳人で日本中を旅してまわりながら俳句を詠んだ人。


まるで、五・七・五 にとらわれない、自由な形式だったんです。

結構旅の孤独感や死生観が表現されてる。


『へえ、日本中を旅してまわったって言えば Bashou じゃないですか?』


よくご存知ですね、松尾芭蕉、彼は江戸時代の俳人です。 こちらはきちんと五・七・五。


季節感や自然がしっとりと表現されているって感じかな?


後、チックして欲しいのは正岡子規。 戦時中の俳人でね、彼のはちょっとポップなんですよ。なんだかウイットに富んでるというか。 それに闘病生活が長かったので、結構病気に負けるか! って感じの作品も多い。


『ああ、そう。 じゃあ早速チェックしてみるね。』


あっ! 今、浮かんだ。


 Bare foot

Sun shine

on the beach


『ありがとう、君のおかげで創作意欲が湧いて来たよ。 今度来たら、作品を見せるからね。』
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テーマ=日本文化 - ジャンル=学問・文化・芸術

【2011/01/22 15:57】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






ファッションリーダー日本  | 世界から見た日本
ーーーーーある日、僕は仕事仲間と食事をしていたーーーーー

『この前はストリートファッション・ヒストリーの本を貸してくれてありがとう。

今、読んでいるけどとっても面白いわね。


私思うんだけど、アジアのあれだけ多くの国の中で、日本だけが・・・・・・


日本人だけが、ただ西洋を真似るだけじゃなくて、真似たものをそれ以上のバリューを持つ所までに引き上げる能力を持っているような気がするの。


そのフレーズは海外に来て間もないか、海外に出た事の無い日本人からよく耳にするフレーズだけど、なんだか日本人の思い上がりかな? 何て風に時々感じたりしてた。

でも、沢山のアメリカ人から君が言っているような評価を耳にする事はしばしばあるから、まんざら嘘でも無さそうだね。


実際、古代の日本は中国から沢山の文化や宗教、技術等を吸収して来たし、中世にいたっては、西洋のそれをやはり沢山吸収してきたのは事実だね。


しかも、吸収した後に、100年という歳月をかけて確実に日本独特の文化までに引き上げる。

そして、古い価値観をぶちこわし、また新しい文化を吸収して、日本の文化を育てる。

僕の母国日本は、ずっとその繰り返しで今まで来てるからね。


『それにしてもあの、発想の自由さはものすごいと思うわ。 どこからあのパワーが来るのかしら。』


僕がそれに対して理解している事のまず一つとして、


まず、日本のロケーションの特徴。

西洋側文化圏からも、東洋文化圏からも、絶えず一番遠い場所に位置していたから、文化の伝導の終着点だったんじゃないかな? だから、それを受け入れて当たり前みたいな。

それで、孤立した小さな島でしょう? 歳月がオリジナル性を持たせる。

それから、長い歴史の中でね、一度も植民地化された歴史を持たないのも、アジアの国々の中では稀なんだ。

だから、よその文化やシステム、そして宗教を国交レベルで押し付けられた事が無い。日本人が素直に異文化を受け入れる事ができるのは、全て自分たちの意志で選び取って来たからなんだと思う。


それからね、日本は共産圏と資本主義の境目に位置していて、イデオロギーの分割点の一つなんだ。

資本主義国のリーダーシップを取るアメリカは、その分割点のどこか一つの国が経済的成功を納める事を望んでいた。

資本主義は国を豊かにする。 という証明をしてくれるショーケースモデルとして、日本は格好の地理条件だったんだと思う。その期待に応えて、日本人がまた一生懸命がんばった、本当に働き者だったんだよ。


ファッションをリードする国になるにはそれなりの条件が必要だと思うんだ。

1)国家の強いリーダーシップ

2)品質の向上を促す発明と評価に向けての努力

3)プロモーションとマーケティング能力


まず、産業が発達している事。 君もストリートファッションで読んだと思うけど、フランスのファッションリードはルイ14世の頃から始まっているよね。イギリスから起こった産業革命が、工業制手工業を発展させて、大量生産が容易になった。 そして、フランスでルイ14世のリーダーシップの元、レースの生産能力を上げる発明があった。 そしてルイ16世の妻、マリーアントワネットは、そのフランスモードを欲しいままに贅を尽くしていたけれど、そのファッションパワーがマックスに達した頃合いに、フランス革命がおきて、ファッションインダストリーが突如として、ブルジョワジーを中心に一般市民にド~!!っと流れ込み始めるんだ。みんな貴族のファッションを真似るのを禁止されていたから、開放になっただけで、マーケティングなんて必要なかったんじゃないかな。


第二次世界大戦以降の日本はアメリカの需要を受けて、シルクの生産に力を入れていた。

そして、最初は粗悪だった日本製のシルクはあっという間にその品質を向上させ、上質なシルクを作り上げ、同時に洋裁学校を沢山設置して、縫製技術もたぐいまれない能力を持つようになった。そうやって、ブランディングに成功したんだ。


MADE IN JAPAN


この信用が各分野において、日本の政財界の強いリーダーシップの元で完成した。

その下地があって、経済大国に並ぶ国になった事で、世界のファッション基地に成り得たんだと思う。


『へえ~、[文化は高い所から低い所へ流れる]って言うけど、そうなのかもね。』


ちなみにお金は少ない所から多い所へ流れるらしいけどね(笑)
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【2011/01/21 03:07】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






compassion (慈悲)  | 世界から見た日本
久しぶりに 2nd st. にある The Dharama Bum Templeへ顔を出してみた。

もう一年以上も来ていないのに、ここのコミュニティーのJeffさんは変わらぬ笑顔で僕を迎えてくれた。
この日はある著名な瞑想研究家がメディテーションについてお話をされるという集まりでした。

来てみると、僕のお客様も数名ご来場されていて真剣にお話に聞き入っていました。

施設的には一応 Templeと呼ばれていますが、【瞑想研究所】という肩書きのほうがピッタリくるかも知れません。

アメリカ人に瞑想のすばらしさを伝えるのが主な活動の目的なのだそうです。


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次はキリスト教でも仏教でも共通の教えとして唱えられている教えですが、

【Forgiveness】についてのお話をします。

瞑想で邪念を切り離す上でもとても重要な要素なのですが・・・・・


皆さんは、何故、人は人を許す事が必要なのだと思われますか?

自分に対して敵意を向けた、悪い行いをした。 傷つけられた。

その相手に対して恨みつらみを思うのは当たり前の事でしょう。 怒りに狂って、相手がした同等の仕打ちを彼らに仕返ししたいと思うのも当たり前の事かも知れません。


しかし、、、、ここで少し考えてみて下さい・・・・・・・・


その感情が、あなたにいったいどのような働きかけをしているのでしょう?

その事を四六時中考える事は貴方に取って幸福な事ですか?

自分に危害を与えた人間を拳銃で銃殺する事を一日中365日考える事が、貴方にとってこの上ない喜びを与えてくれているのでしょうか? 決してそうでは無いでしょう。

実は、相手を恨み怒りの念を持つ事は、相手にとって痛くも痒くも無く。

実際に迷惑を被っているのは、貴方自身の心と体なのです。

人を恨み、心の中で悶々と考え続けるエネルギーは、徐々に貴方の神経系を蝕み、心肺、内蔵にも影響を及ぼすかも知れません。

Forgiveness の勧めの真意は、貴方自身の苦しみからの開放というのが大きな目的なのです。


ただ、実際にそれを実践する事は困難な事かもしれません。

ドラッグに溺れ、パンクmusicと暴力に奔走して、刑務所暮らしも経験した私です。
沢山の言われも無い怒りや、苦しみが、心の中にいっぱい蓄積さていました。


私はタイに移り住み、仏門に入り、20年の瞑想の訓練の後に、やっと自分自身を怒りや、苦しみから開放する事に成功しました。

それでも、時には邪念が呼び起こされる場合もあります。


ここで基本的なforgivenessの考え方から説明して行きましょう。


人を許すには、自分に対して攻撃している相手がどのような状況にあるかを理解する必要があります。



人が人に言葉や暴力の牙を剥く時、彼らの心情には何が有るのでしょうか?

彼らは心が不安になっている。恐れ怯えている。

傷つき、悲しみに押しつぶされそうになっている・・・・・・



その結果貴方に対して防御線を張っているのです。

このForgiveness の最初の段階として貴方に必要なのは

慈悲(compassion) の念を持つという事です。

compassionは情(passion)を一つにする(com)と言う事で。


相手の心情を計り知り、彼らに慈悲の想いを向けるという事です。

貴方が彼らから受け取る痛みは、彼らが今まさに、心に受けている深い傷に等しいという事を悟る事なのです。



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僕はサンディエゴのファーストミッションで起こった伝道師虐殺で最後に伝道師が叫んだ言葉を思い出していた。

『Love God, Children!Love God, Children!』 
   神よ!どうかこの者達を愛したまえ!


 

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【2010/12/12 17:21】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






侍になりたかったアメリカ人 其の七  | 世界から見た日本
旧イデオロギーの喪失

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(セレモニーは大成功に終わった)

二日明けての月曜日、今日は僕たちが行ったイベント後初の練習日。

いつもにもまして道場へ行く時間が待ち遠しかった。

(みんなセレモニーについてどう思ったんだろう?)

僕はワクワクしながら道場の扉を開いた。

『こんばんわぁあああ!!』

練習が始まったその時、道場主からこのようなアナウンスがあった。




あ~、先日のパーティーの席では突然のハプニングがあり、皆さん困惑してしまわれた方もいらっしゃるかと思われます。 

ご父兄の皆様の中には、私どもに(この道場は剣術やそれに関わる宗教めいた教えの布教活動をしているのか? )という質問も承りました。 我が道場は1882年(明治15年)に嘉納治五郎氏によって創始された、日本の国技の一つである ”柔道” を奨励する為にノンプロフィットオーガナゼーションとして設立されだ道場で、『精力善用』『自他共栄』を目指し、子供達の躾け指導、学力向上を目指す場であります。皆さんが懸念されるような事を奨励してはおりません事を改めてここで再確認しておきます。』

そう話している先生の横で、うつむき加減になる彼の表情を、僕が見逃す事はありませんでした・・・・・・


どのような小さなグループの中にも必ず共有するイデオロギーがあります。


今回僕が一番心配していたのは【武士道】をなんらかの宗教と勘違いされるのでは? 

と言う懸念でしたが、それは 李登輝氏の[武士道解題] を読んで武士道が世界の精神哲学の集大成である事を知り自分の中では解決していました。

今回宗教的な理由での困惑ももちろんありました。

それよりも何よりも問題視されたのは【武士道】と【柔道】のイデオロギーの差異でした。


柔道は武器を持たずして戦う武道です。



柔道創始者の嘉納先生が柔道普及の旅にヨーロッパに出かけた時、船の中でからかって来た外国人を投げ飛ばした時、相手の頭の下に手を差し入れてケガを防いだ。という逸話にもあるように。

嘉納氏が考案して広めて来た【柔らかい道】は【精力善用】と【自他共栄】のキャッチフレーズに見られるように、もともと人を怪我をさせる目的を持っておらず、相手を思いやる精神性を兼ね備えたものです。


一方、剣の道は鎌倉の時代より戦国の代を経て、刀の強度と殺傷能力の向上と共に発展して行きました。


 剣道家の皆様、お気を悪くなさらないで下さい。泰平の代江戸時代からは人間形成を目指す内容へ変化して行き、1912年(大正元年)に剣術が剣道と名称を変えた時点では既に真剣を使った殺傷目的の技では無く、精神性を伴ったスポーツへと変化していたのですから。


ここで道場の人々が比較したのは 新渡戸稲造 の【武士道】では無く、山岡鉄舟でも無い、山本常朝の【葉隠】でも無い。 第二次世界大戦中の【玉砕】、【腹切り】に見られる、旧帝国軍人が好んで使った【武士道に則って】というフレーズだ。

戦後、アメリカは剣道も柔道も禁止して、この【武士道精神】の撲滅を企てた。

だから、今回一番違和感を感じていたのが、実はアメリカ人より僕たち日本人だった・・・・・。

この件の後、他の日本人柔道家からお借りした飯田 進著の【地獄の日本兵】にも武士道の精神に則って犬死にする人々が後を絶たなかった様子が書いてあった。

武器を持って戦う事を一切放棄した国の国民が、戦後受けた教育は武士道精神を旧式な狂った考え方と、何処か隅っこのほうへ追いやってしまったのかもしれない。だから、こういう事には、ちょっとアレルギーがあるみたい。


精神性だけでも語り継いでいく事が出来なかったものか?


事態は道場内でスキャンダルじみた内容へ発展して行って、一時は彼の道場追放が囁かれた。

しかし、ミーティングが行われなんとか収拾がついたようです。


今回、侍になる事を強く、強く望んだアメリカ人の彼の試み。

彼が果たして真の侍に成り得たかどうかは別として、彼の試みが、実はとても嬉しかった。
 


僕が生まれ育った国の文化をそこまで愛してくれていることに、感謝の気持ちでいっぱいだった。

それを支え一緒に作り上げていく行程で、僕が自分自身の中に発見した旧イデオロギーの喪失。 

それを感じ取れば感じ取る程、彼が見ている武士道精神が、僕の心のDNAの中から呼び起こされる事を強く願って止まなかった・・・・。

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【2010/10/22 14:44】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






侍になりたかったアメリカ人  其の六  | 世界から見た日本
式典当日

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器 提供 Blue Bazar San Diego

(準備は万端)

そして式典当日、僕が仕事を早退して帰ると、すでにさりなといとこのマドリンは着物を着せてもらって待っていた。早速妻の和装アップに取り掛かった。

妻は和服を、僕はハカマを着用予定でしたが、着付ける事が難しく、結局断念しました。

30分遅れて会場に着くと、アメリカ人の彼はフォーマルな羽織袴で僕たちを出迎えました。 (一方僕たちは二人とも浴衣姿で登場。)

「良く着れましたね」と感心していると、「そりゃ20回も練習すればね。」と清々しい顔。

皆お酒を飲んでご飯を食べて盛り上がっている。

『皆さん!お集まりください!!』

彼が武士道について説明し、今回の趣旨を話した。

さあ、着物姿のさりなとマドリンが招待状を配り一人一人会場に入って来る。

妻が 『Seven Virtues』 を読み上げ、僕が対訳を読み上げる。

皆、『まさか自分が?』というようなキョトンとした顔だ。

スムースに式典は進行して行った。


そして、巻物に書かれた自分の名前の下に血判を押して、酒が三三九度で酌み交わされた。

(この血判は自らを侍と認め、七つの美徳を生涯固守するという誓い)

これまでの心配が取り越し苦労のように、会場内は、和気あいあいとした雰囲気だった。


彼の友情の刀は、硬い契りと共に友人達の手に贈呈されたのです

式典は大成功に終わった。


僕たちは、達成感に酔いしれていた・・・・・
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【2010/10/21 13:47】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






侍になりたかったアメリカ人 其の五  | 世界から見た日本
告白

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(刀を授与する面子の最終決定内容が届いた。)

招待状に巻物、杯、実家から着物が届けられ、準備は着々と進んでいた。

全て彼と僕達の持ち出しで作るイベントだからあまり大掛かりな事は出来ないけれど、昔からイベントをプランニングするのはとても楽しんでやるのが僕の性分だ。

だけど、どうしても一つだけ気がかりが拭えない・・・・

その名簿の中に僕と僕の妻の名前があったからです。

僕たちが道場へ通い始めたのは去年の今頃、わずか一年しか経っていない。道場が初めて企画した Tournament を一緒に作り上げた仲間ではある。

でも、他にも以前からこの道場を支えて来られた方々が載っていない名簿に僕たちの名前がある事に違和感を感じずにはいられなかったんです。(そうだとしたら僕たちを外してもらうか? それとも先生方だけを対象にするか? それとも場所を変え授与する者だけが参加する形式にするか? その方がすっきりくる。)

僕は妻にその気持ちを打ち明けてみた。 彼女の意見は違っていた。


『これは彼の常日頃の感謝の気持ちからくる贈り物で、道場の貢献度とはまるで関係ないのよ。別に彼は誰に頼まれてやっている訳でもないし、ご自身の気持ちを表したいだけなんだから、貴方も素直に受け取っれあげるほうが思いやりってものじゃない?』


彼がこの企画を思いついたきっかけのエピソードも知ったうえなので、その時は一応納得した。


柔道のプロモーションとは全く異なる意義で決定される賞を道場の公の場で個人に渡すというのはどうだろう? 事前に責任者達の説明されているのならまだしも、サプライズだから誰も知らない。道場が企画するジャパニーズテーマのパーティーと彼の授与式がまるっきり切り離されて受け取られるという事が可能なのだろうか?

という気持ちは僕の心に日増しに強くなっていった。

そこで、『式典の形式上、僕たちアナウンスプレゼンテーター達を授与者からはずして、流れをスムースにしましょう! 』という提案をしてみた。

すると、『君たちがそれを望むなら、よかろう!そうしよう。』と、すんなり受け入れて下さった。『でも、当日式が終わった後には公式にアナウンスするからな。』


対面的にはこれで道場の貢献度を含めて考えても、納得のいくラインナップになった。


誰も傷つかないし、クレームも出ないだろう・・・・・・
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【2010/10/21 01:01】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






侍になりたかったアメリカ人 其の四  | 世界から見た日本
懸念
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(武士道は世界の精神哲学の集大成)

2度目のミーティングが開かれた。 

今回は依頼人の家に招かれて、食事を共にした。

だいたいの流れは彼が作成したコンテで把握していたので、あとは会場の取り決め、詳細な部分の詰めをしたうえで、作成物、小物などの準備物の最終決定が行われた。 娘さんのお子さんがドラムとシンギングボールで当時のセレモニーの演奏企画を発表。 パンク頭の男の子が厳かな雰囲気でドラムを叩く姿には驚かされた。

彼が当日着用予定の紋付の裏地には芸子が三味線を弾き日本舞踊を踊る絵柄が書かれていた。(日本でもなかなかこんな立派なしろものはお目にかかれない。)


そして目の前に並べられた真剣。

博物館のショーケースに入いっていない、本物の刀をこんなに間近に見るのは生まれて初めての事だった。

『触ってごらん?』 

鈍く光る刃先は、冷たくいかにも硬質な波模様で飾られていた。

『この刃先の模様はね、鋼がまだ熱いうちに何度も何度も折り曲げられて強度を高める行程で出来るんだよ。』

ここに並んでいる刀は全て、私の友情の証に道場の友人に贈るものなんだ。

その刀の形状や柄のデザイン。 どれを取ってみてもプレゼントする人の個性と照らし合わせて選んだんだよ。

(まるで子供のような目になって興奮気味に説明を続ける彼を見ていると、その純粋な思い入れが見て取れる。)


当日はこの刀の授与と七つの美徳を守る事を決意し、血判を押す儀式を行う予定になっている。

この名簿に書いてあるのがその面々だ。 会場は色々あたってはみたが、このイベントが全て秘密裏に運んで、彼らをびっくりさせるという内容である以上、道場で行うのが一番スムースに運べると思う。


ジャパニーズテーマのパーティーを開く事にしよう。それでサプライズさ!


招待客のメンバーはどういったメンバーなのですか?

道場関係者皆を集めるよ。

『いえ、刀の授与式に参加する面々です。』

色々な判断基準はあるが、基本的に私が友と呼べる人々だ。 ただ、まだ調整が必要だが。


『決定したら教えて下さい。』


終始エキサイトして話す彼に引き込まれ、どんどんこの計画にのめり込んでく。

それではこの名簿を巻物仕立てに作ってはどうでしょうか? 時代劇で血判を押すという場面では、巻物に書いた名前の下に押すのをよく見かけます。 それから、招待状を作成しましょう! と、どんどん提案が浮かんで来た。


その日はそのまま帰路についた・・・・


後日、作成物に必要だったので、名簿の再確認を彼に求めたところ、彼の判断で面子が二三変わっていた。


その名簿を眺めている内に、僕は急に妙なある懸念に襲われはじめた。 


でもまさか、あんな問題に発展してしまうなんてこの時点では誰も思いも寄らなかった・・・・・




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【2010/10/20 12:38】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






侍になりたかったアメリカ人 其の三  | 世界から見た日本
武士道への理解

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(このSeven Virtuesを訳してくれないだろうか?)

彼が僕の家を去った後、手元に残った 【Seven Virtues】 に一通り目を通してみた。 まるっきり読めない訳では無かった。でも、今日彼から依頼された事は、僕にとって違和感がありました。戦後10年以上も経って、復興を遂げた日本で生まれた、ジェネレーションX世代の僕には、彼が【武士道】に抱いているものと同じような感情が果たして持ち得るのだろうか? と、いうのが不安だったのです。

もちろん彼がそれを思い立った背景を考えれば、真剣に受け止めるべきだという事は解っていたのだが・・・・

彼は日本人である僕に、その精神の一部を見るようなつもりで、このような依頼をして来たに違いないが、この中に書かれている文章のどれをとっても、完璧に表現しきれるような自信が無かったのも事実でした。

あ、そうだ! と思い立って、引っ越しの時に運び込んだまま山積みになっている段ボール箱を引っ掻き回した。

しかし、以前読んだ【葉隠入門】三島由紀夫 も武士道本家本元の【葉隠】山本常朝 のどちらもいくら探しても見当たらなかった。

しかも、その本の中に記載された一握の内容さへ覚えていない自分にほとほとあきれ果ててしまったのです。

どうりで以前映画 【硫黄島からの手紙】 をこのブログでご紹介した時、武士道批判をして読者おしかりをうけた訳です。

そう! このままだと僕には、彼が一生懸命まとめあげた【Seven Virtues】を訳す資格なんてまるで無いんです。

それで車を飛ばしてBOOKOFFに行きました。何か参考になりそうな文献を・・・と探しているうちに

【武士道解題】 元台湾主席 李登輝氏が 『日本人よ、大和心を取り戻せ!』というメッセージを引っさげて書き下ろした一冊を手に取った。

1923年、日本の統治下にあった台湾で日本の教育を受け、京都帝国大学、そしてアイオワ州立大学で学んだクリスチャンの彼が、『世界の精神哲学の集大成』と敬意を払う新渡戸稲造の【武士道】の精神を。 日本人は今一度再評価するべきだ! と唱える。

僕はこの本を読んで、自分と、そして戦後に生まれた世代が持っている【武士道への誤解】と【精神的な価値観の欠如】を作り出した流れが良く理解できました。

そして、何故僕がいくら本を読んでもそこに自分の価値観を寄せて考える事ができなかったのか?

何故、日本から8000キロ以上も離れた遠隔の地で暮らす男がすんなりこれを受け入れ、重んじる事が可能だったのか?

其の事について考えた。

まるで、急に吹っ切れたかのように辞書と、李登輝氏の本を傍らに、【SEVEN VIRTUES】の和訳に取りかかった。

その作業の中でインスピレーションを受けたのか、急に家紋の作成に取りかかり完成させた。

上の写真にある家紋は、3人の武士が背を合わせ、睡蓮八方角を守っている姿が描かれていて、北斗七世が桜の花びらで表現されて、七つの美徳が移し込まれ、北極星の位置に桜の花が配置されている。

袴の上にある桜の花は5つの葉の上に一輪の花を咲かせ、【一華五葉に咲く】 を象った。





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【2010/10/18 13:20】   トラックバック(0) | コメント(0) | Top↑






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